退会済のユーザー さんの感想・評価

4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

一期に比べ、酷評なのです。

いいと思う私の気持ちは、一期でたくさん書きました。文章力はないですが。
良い点は相変わらず健在な部分が多く、一期と二期通しての完成度は高いです。
今回も一端の結末を迎えるまでの全体の流れ、各キャラの心理も伝わる悪くない物でした。
くるみちゃんとの、やりとりは特に良かったですね。何気なピンや友人の活躍もよかった。
ですが、肝心の2人には、前半で胸が苦しくなり、じれったいを通り越しイラッとしましたね。
もちろんそれが活きてくる仕上がりになっていました。

以下、酷評…
{netabare}
君に届けは一歩一歩積み上げていく手法の、丁寧な描写がポイント。
ですが今回、ドラマティックで大袈裟な勘違いループへ突入し、表現が雑に。
これは私に取っては非常に大きなポイントになりました。
まず過剰な演出のおかげで、その後の感情移入がしづらくなったのです。
何とも「やりすぎ」で、受け取れる甘酸っぱさもかなり減ってしまったのです。
まったくもって、過ぎたるは及ばざるが如しなのですよ。
サワコ達の心情の理解はできる。性格から、このような展開になってしまうという事もわかる。
でもそれは、一期を見た貯金があったからであり、TVアニメの二期であった以上、この二期から見た人もいたであろうことを考えると、君に届けの良さが出し切れていないのではと思う。
もっと丁寧にゆっくりやって欲しかったのですよ。
新キャラの登場は、いい影響もあるのだが、余計な事をしすぎでした。
１クールが短いとはいえ、そこまで大袈裟にしなくてもウブな２人ならば、
充分じれったさを見せる事が出来たはず。
一期が自分の中で相当にレベルが高かったので、１クールでも同様のものを期待していた。
二期単体で見ると一期に比べ、完成度が、かなり低くなったと思いますね。
{/netabare}
君に届けは大好きですし、二期の方が好きという方もいるでしょうし、あくまで個人的な見解です。