gkc さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
近年で最も衝撃的で最も戦闘的で・・・とにかく二重丸!!
近年のアニメ素人のわたくしではございますが、このブラックラグーンという作品はとても好きなんです。
で、この「ロベルタ」という女性が出てくる、このシリーズが別格に好きです。
最近のアニメ作品は、流血、殺し合いなど、多く見られますが、この「ロベルタ」シリーズの、血の量、血の出方、殺し合いの量、殺し方、腕のもげ方、足のちぎれ方、指の飛び方、そんな場面の効果音などなど、一番ちょうど良いです。
画風がちゃっちくないのでハードなシーンはしっかりハードに見れます。
過激で凶悪で残酷で悲惨でグロテスクなんですが、「それがいいんです」と言える範囲です。
娯楽作品としては人間ってけっこう過激なものすきですもんね。
このシリーズの主人公である、ロベルタさんという女性像の感想は、普段は良識のある優しく愛情深い人で何をさせてもしっかりこなしそうな、しかし、決して高飛車でなく、虚栄心のかけらもない素朴で謙虚な、褒めるところだらけのそんな人だとおもうのですが、
さしさわりの無い程度に申しますと、彼女は元、活動家なんですね、でライフルかかえて走りまわっていたんです。
で、人を殺すという行為において、男女を超越してしまってるんでしょうね。あらゆる殺人術が身にしみ込んでいる様な。
アニメだから中心人物を強くかっこよく演出したりするのはわかるんですが、彼女も人間ということで、敵に攻撃されて弾丸が当たれば、血も出る訳なんですが、彼女は「痛い」とか「苦しい」とか全く口にしない。
歯を食いしばって駆けずり回るんです。悲惨なんです。
獣みたいでした。
ラストなんですが、戦い終えて平穏な生活をむかえつつあるロベルタさんを見て大変、衝撃をうけました。
狂人でもあったロベルタさん、ラストは純粋で神聖なものに見えました。