景禎 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
大会社の御曹司が、いかにも漫画的な「ひょんなこと」から荒川の橋の下の住人となるお話し。
漫画原作のアニメ化。新房昭之さん監督+シャフトの作品。分かる人にはこれでだいたいの雰囲気がわかる作品です。つか、分かる人にはこんな説明すら不要ですが・・・
ギャグです。それも、べたべたのギャグではなく、ときどきプっと笑ってしまうような、ちょっと上品(?)なギャグ。私はどっちか言うとベタベタのギャグの方が好みなんですけど、こんなのもタマにはいいですね。
主人公である市ノ宮行(いちのみやこう)は大会社の御曹司。その御曹司が、いかにも漫画的な「ひょんなこと」から荒川の橋の下の住人となる。そう書けば、なんか有りがちの設定じゃん? と思うところですが、その橋の下の世界というのが、普通に想像する世界ではない。全然。
橋の下の世界は現実世界からドロップアウトした暗い雰囲気は全然なく、むしろ積極的に人生を楽しんでいる変わった人たち。そう、全員が変人なのです。そして、彼らは現実世界とは違った次元でひとつのコミュニティ、経済圏(?)を持っている、そんな存在です。
そんな独特の世界観と変なキャラ、その中で繰り広げられる他愛のないギャグを楽しむアニメ。そんな感じですね。