助手さ~ん さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
派手さは無いけどじわじわ来る青春野球アニメ
全12話
大正時代に少女達が野球をする作品ですが野球のルールも全く知らない女学生が野球を始めるようなんて普通は思いませんw
主人公の親友の小笠原晶子が許嫁から女性は「主婦として家庭に入るべき」と言われ腹を立て、許嫁がやってる野球で勝って見返してやる!という思いで主人公達を誘い野球を始めます。
真剣に野球に打ち込む少女達の青春を描いてる作品だと思います。
個人的にはちょっと真面目過ぎる気もするのでもう少しギャグ要素もあった方が良いかと思いましたがこれはこれで有りだと思いますw
派手さはありませんが徐々に面白くなっていく作品だと思います。
最終回の試合は熱い展開でちょっと感動しました。
野球物というと熱血少年漫画的なイメージが個人的にありますがこの作品は女性が野球をすることもあって暑苦しさみたいのを感じないので見やすいですね。
野球を見たことない人でも楽しめると思います。
逆に野球が好きな人や少年漫画のような王道的な展開を望む方は若干物足りなさを感じるかもしれません。
中盤から後半にかけて練習を重ねてどんどん上手くなって行く姿は見ていて楽しいですが。
ただ他の野球アニメのような熱さじゃ無いんですよね。
何というか地味なんですけどじわじわ来ますw
徐々に作品との一体感がわいてきます。
最後はハラハラして見てました。
自分は野球好きなのでちょっと退屈なところもありましたが上手くまとめてくれたので結果は良かったです。
熱さは足りないですが非常に爽やかで青春って感じです。
熱さが足りない理由として自分が感じたものは野球そのものに対する思いですかね。
野球なんて興味なかったけど・・・というパターンと野球は好きだったけど・・・という主なパターンがあると思いますがこのアニメは完璧に前者です。
野球にまつわるエピソード(回想)が無いのでそこが傷かな。
多分自分の野球への見方(思い入れ)が邪魔したんだと思いますw
野球とは関係無いところで言うと物語の時代背景が大正時代という事で少し歴史の勉強になる要素もあります。
この時代は女性と男性の扱いが今ほど平等じゃなかったことや服装に違いがありますね。
東京節というものは初めて知りましたw
どうやら大正時代に流行った曲みたいです。
伊藤かな恵さんが1話の劇中で歌ってますので是非w
女性キャラが多いということで若干の百合要素や恋愛要素もあります。
残念ながら1週しただけでは全員のキャラの名前は覚えられませんでした。
名前が覚えにくいアニメかもしれないですw
声優さんに関しては豪華だと思います。
伊藤かな恵、中原麻衣、広橋涼、能登麻美子、喜多村英梨などなど・・・
お好きな声優さんがいたらチェックしてみるのも良いかもしれません。
自分は中原麻衣さんのお嬢様口調が好きでしたw
【曲の紹介】
・「浪漫ちっくストライク。」歌 - 鈴川小梅(伊藤かな恵)・小笠原晶子(中原麻衣)・川島乃枝(植田佳奈)・宗谷雪(能登麻美子)
本作のopです。
最近地味にハマってる曲ですw
電波系の曲とは違った中毒性があるんですよね。
浪漫ちっくストライク。あげる♪←ここの部分が得に好きw
・「ユメ・ミル・ココロ」歌 - 伊藤かな恵
本作のedです。
伊藤かな恵さんのデビュー曲です。
opに負けずこちらも良い曲ですw
伊藤かな恵さんが好きな方には得にオススメです!
【最後に】
あんまり注目されてない作品ですが良作なのでもう少し多くの方見て欲しいです。
少女達が真剣に野球に打ち込む姿は応援したくなりますね。
大正時代?、野球?そんなの知らなくても雰囲気で行けるアニメだと思いますw
好きな声優さんがいる方、ちょっとした感動を味わいたい方にオススメですかね。
野球はゲームセットの瞬間まで分かりませんよw