takun92bab さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
少し物足りないが面白かったのは確か
見始めたときは、あんまり期待をしていなかった。美少女キャラクターが戦争物に出ただけの話なのではないかと。ただ、ガールズ&パンツァーは、その予想を覆した。
この作品に関して幾つか注目した点があった。
まず、良い点から始めよう。一つ目は、華道や茶道など女性が嗜むようなものをあえて戦車道というものにした。これは、非常に斬新であり、今の戦後日本社会において全く想像できないことである。しかも、ガールズ&パンツァーで描かれている日本も敗戦していて自衛隊がいるにも関わらずだ。作者にこの件について聞いてみたいものだ。二つ目は、音楽だ。特にプラウダ高校の戦いのロシアの音楽は良かった!三つ目は、主人公とその仲間の成長。その仲間はあんこうチームの彼等で、全員成長したところは良かった。
では、少し気になった所に移る。一つ目は、ストーリーの流れ。コンセプトは素晴らしいのに、なぜ一高校に対して一話なのだ。二つ目、キャラクター。いい点として主人公とその仲間を挙げたが、それ以外が微妙である。数も多いですし、それによってマイナーキャラクターの描写が手薄になったのは非常に残念。例えば、敵高校である生徒たちやウサギさんチームなどが挙げられる。生徒会チームの描写が最低ラインともいえるのではないか。
まとめると、コンセプトは非常に良い作品であったが、少し物足りない点があった。ガールズ&パンツァーは、12話で終えるようなアニメではなかった。2クールぐらいの長さでないと、ガールズ&パンツァーのキャラクターらを描けなかった。