雷撃隊 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:----
ハードなミリタリーアクションと不謹慎なラブコメの妙な融合
マクロのそーらをー、つらぬいてー、てイントロが印象的なOPテーマ曲、今でもカラオケで歌います。F14トムキャットをモデルにしたVF1バルキリー、伝説的な変形メカだよね。あくまでも航空機だって強調されてるのがカッコイイ。主役艦のSDF-1マクロスもエンタープライズみたいな空母だし。砲戦メインのヤマトやハーロックと比べてみるとそれぞれ魅力的で楽しい。でも人間ドラマは開いた口が塞がらんほど馬鹿げている。周りで砲弾が炸裂しようが地球が滅亡しようが好きだの嫌いだのギャルゲーみたいな痴話喧嘩してます。不謹慎だよ、KYの集団だよ。あんだけクールな航空アクションやってるのに酷くねー?と突っ込んだら負け、これは宇宙を舞台にした壮大なギャルゲーなんです。優柔不断モヤシ男が同級生と女教師に挟まれる典型的な萌えの世界なんです!!
80年代としてはかなり斬新で、宇宙船が出てくる萌えアニメも今では結構スタンダードだけどこのマクロスが元祖かな。
俺様的には空母戦と航空戦が沢山見られたので満足。羽田健太郎のDOG FIGHTERってBGMが大好きだ。この曲聞くとバルキリーの飛行シーンが頭に浮かぶ。板野一朗の戦闘シーン、通称板野サーカスは迫力満点だ。
全体的に作画のバラツキが多いがクライマックス前後と映画版は異常なまでのクオリティーの高さだ。後にあのEVAやカウボーイ・ビバップやエスカフローネやアクエリオンを送り出す連中の原点としても押さえておくべき作品だろう。