ソルバルー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
おもしろい?いや、面白い!
学校での女子高校生達の日常と、幼女な博士の日常とが折り重なって、もう結構わけわかめな非日常が怒涛に押し寄せてきます。
基本的には全編通してコメディなのですが、色々なベクトルのギャグがぎゅっと詰め込まれている感じで、シュールな小笑から想像の斜め上を行くブッ飛び大笑いまであります。
作画がちょっと特殊な印象ですが、この作品にはとてもマッチしていて観易く感じてきます。キャラのアニメーションも時には細かく、個性的なディティールの表現が上手くて関心する場面も多々ありました。
どんな事象でもこの作家さんなら手腕を振るって、面白可笑しく描けるのではないだろうか。
キャラクターの個性はかなりアクが強いのですが、それぞれ独自性あり過ぎるので、個々が絡み合うコミュニティの場面では統一感に欠ける部分があり、キャラの心情を上手く浚えない処があった気がします。難しい処ですね。
自分は勝手に『長野原みお』が主人公だと思って観ていて、『長野原みお』にまつわる話を特に楽しみにしていました。
{netabare} 髪留めのキューブの話や、姉の作ったジャムがマズ過ぎる話はツボでした {/netabare}
日常的な風景ながら不思議世界を感じずにはいられず、楽しい感情と、笑える感情の均衡が崩れてどんな顔で観れば良いのかわからなくなったりします。なんだか不思議。
どなた様も一見の価値はあると思います。