退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人の内面に重点を置いて見ると良作品
BDプレイヤーを買ったので久しぶりに見直してみました。
非常に評価のしにくい作品であるが、救われないものを必死に救おうとする作品であるように思う。
設定はちょっと過激でテロ組織と戦うために編成された組織がテロと戦うために少女を使うという物
それも、不幸で心身に傷を負った少女を助けるという目的で、洗脳したり体を改造して義体担当官と呼ばれるご主人様の盾や武器となって戦う物語
そういう世界の中の少女たちの心と担当官の心を中心に描いているので、納得できないが引き込まれるといった感じです
特に少女の描き方や心の揺れ動きを細かく丁寧に描いているので、見方を変えると恋愛や師弟、親子関係としての物語として観る事が出来る
また音楽(OP,ED,BGM)がとても良い世界観を出している
子供が親に、恋人に振り向いてほしいと思う切なさや、慕ってくれる子の理想であり続けようとする担当官だったりと人と人の繋がりに重点を置いていて少女たちの心が浸みてくるといった感じです
イタリアという設定がとても素晴らしく作画も綺麗なので物語の設定以外は全部好きです
殺人という要素がなければもっと高評価だったことでしょう
(せめて攻殻機動隊のような戦闘なら良かったかも)
ーーーーここから初期のレビューーーーー
女の子を人型アンドロイドだと思ってみればそれなりに見られる作品。
人道的、倫理的に問題のある設定だと思う。
やっている事はテロリストや敵対勢力を暗殺することなので、女の子のガンアクションという他のタイトルと類似している部分がある。
しかしながら、その中にあって人の心を上手く表現していると思う。
少女たちを通して大人の闇の世界や、少女達の揺れる心を上手く表現しているところは見ていて感情移入することが出来る。
作品が本来持っている部分を上手にアニメにしたんじゃないかと思います。
続編もあるけれど、自分はこの初期作品が一番好きですね。