猫☆彡 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「あの日僕たちは、あの花を求めて、同じ場所へと再び集まったんだ」
ある日、引きこもり気味の少年の前に
突如現れた少女は、かつての
幼馴染の成長した姿をしていた。
困惑する少年にその子は無邪気に言った、
「願いを叶えてほしい」と。
幼い頃に共に過ごした6人が揃わなければ
叶えられない願い…その願いとはいったい…
時と共に離散してしまった6人の世界が、今再び…
という1話の印象でしたが、早速引き込まれましたね。
まず、タイトルからして、
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」
これでも結構引き込まれますよね・。・
私は、最終話で泣いたのですが
泣かされたとかじゃなくて、
純粋に泣けるアニメなんですよね。
こういう類のアニメは少ないと思います。
そして、OPとED。
この二つは神曲といっていいほど
クォリティが高いです。
OPで引き込まれ、EDで締める。
最初の1話のEDの入り方から、
鳥肌総立ちでした。
最終話まで伏線放っていて、最終話で
見事回収する。監督&スタッフさんお疲れ様です♪
そして最後の
俺たちは 大人になっていく
どんどん通り過ぎる季節に 道端に咲く花も移り変わっていく
あの季節に咲いた花は なんて名前だったんだろう
小さく揺れて 触れればちくりと痛くて
鼻を近づければ わずかに青い 日向の香りがした
次第に あの香りは薄れていく
俺たちは 大人になっていく
だけど あの花は きっとどこかに咲き続けてる
そうだ 俺たちは いつまでも
あの花の願いを 叶え続けていく
「あの花」はたぶん子供時代の自分達。
それを象徴するのがメンマじゃないかな?
そして、そのメンマがいなくりなり、
超平和バスターズは徐々に亀裂が入っていき
それぞれが抱えていた罪悪感と想いが、
すれ違っていき、離れていった。
メンマの登場で、今まで離れていたのが
急に距離が縮まり、成仏させようと・・・
一人一人違う想いを花火に託した・・・
↓少しだけネタバレするので、
観てない方は、見ないほうが感動できますよ
めんまの願いごとが既に叶っていて、それが「じんたんを泣かすこと」だったのは
めんまらしいですし、それは既に亡くなっていた母親の願いでもあったのは、
家族や仲間の絆を強く感じさせてくれる
このアニメならではのテーマだった気がします。
願いが叶っていたのにそれでも
彼女が消えなかったのは、
彼女自身がまだ消えたくない、まだ皆に伝えたいことがあると強く思ったからじゃないでしょうか?
最後のかくれんぼ
もういいかい?まーだだよ。
めんまの気持ちが強く現れているセリフだと思いました。
逆にじんたん達の「もういいかい?」はこれでいいのか?という迷い。これで終わりでいいの?かと。
「消えないでくれ」とかが言わないのはきっと、
それが自分たちの勝手な気持ちだから。
自分たちがめんまを傷つけてしまったから。
たとえその答えがもういいよだったとしても、
じんたんたちはそれを受け入れるでしょうし、
だから彼女の答えを待ったんだと思います。結果「もういいよ」と返ってきましたよね。
ここでみんなにめんまの姿が見えたのは、本当に感動でした!
少なからず、みんなそれぞれの罪悪感から「見たくない」と
思うでしょう。
でもここでみんなはめんまに会いたいと強く
願ったんです。
ちゃんとお別れをしよう。ちゃんとめんまを見て
心から感謝とお別れをしよう。
そんな彼らの気持ちが叶いました。
彼らの「めんまみーつけた!」の言葉は、いろんな思いが込められていると思います。
そして最後にめんまは「見つかっちゃった」と言って
笑って逝った。
監督、そしてスタッフの皆様おつかれさまでした。
声優さんの最初から最後までの(特に最終回)
迫真の演技、とても印象に残っております。
本当に、皆様おつかれさまでした!
私からの最後の一言!
私はこの夏を忘れない。
「僕達は、あの花を探して、もう一度あの場所へと集まった
「君の叫び声が聞こえたから、君の泣き顔が見えたから」
「君の笑顔が見たいと思って、あの場所へと行ったんだ」
「でも、君の姿はそこにはない、あるのは、君への想い」
「もっと早く気づけば、良かった」
「そう思ったってもう遅いんだ」
「君はいつも笑っていた、僕達が孤独な道へと歩んでいても
「君は笑って、再び僕達一つにしたんだ」
「だから最後君に言っておきたかったんだ」
「・・・・・ありがとうって・・・・・」
「でも、まだ惜しいことが一つある」
「超平和バスターズは誰も欠けてはいけない」
「だから、僕達は待ってるから、ずっと待ってるから」
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10年後の夏・・・僕たちは今何をしていますか?