nk225 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「サイコパス 2」制作はタツノコプロ 新キャラクター、テーマ曲を一挙公開
9月20日未明、『PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版』の最終回がテレビ放送された。この放送終了と同時に、物語の続編にあたるテレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 2』の新情報が一挙に発表された。
発表になったのはキービジュアル、新キャラクターを含めたキャスト陣、スタッフ、オープニングテーマとエンディングテーマ、さらにPVなどである。さらに物語設定も明らかにされた。
前シリーズの人気もあり注目の高い本作だが、ファンを驚かすサプライズ満載の発表となった。まず、作品のストーリーでは、前作の主人公であった狡噛慎也が現段階で全く登場していない。前作の最後で狡噛は姿を消したため納得のいく展開ではあるが、まさかの出演なしとなった。物語の後半で姿を見せる可能性もあるが、少なくともスタート当初は登場しないようだ。
変わってキャストのトップに立ったのが、花澤香菜が演じる常守朱である。前作から朱の視点でストーリーは進んでいたが、今回は主役となるようだ。そして、狡噛に変わって朱とパートナーを組む執行官は、前作では茜の先輩・監視官であった宜野座伸元(CV・野島健児)という予想外の展開だ。一体、どんな作品になるのか気になるところだ。
『PSYCHO-PASS サイコパス 2』の舞台は、前作の最後から1年半後となる。人間の心理状態や性格的傾向を数値化し、管理する社会は依然そのままだ。朱は公安局刑事課一係監視官として、新たな事件に立ち向かう。
前作に引き続き六合塚弥生(CV・伊藤静)、分析官の唐之杜志恩(CV・沢城みゆき)が登場する。一方で、新たに活躍するキャラクターも多い。新たな監視官の霜月美佳(CV・佐倉綾音)、執政官は東金朔夜(CV・藤原啓治)、雛河翔(CV・櫻井孝宏)が登場、刑事課二係の監視官では青柳璃彩(CV・浅野真澄)、酒々井水絵(CV・井上麻里奈)と多彩だ。また、木村良平が演じる謎の男の鹿矛囲桐斗が、第2期の鍵となる。
制作スタッフでも、変化がある。まず、アニメーション制作がProduction I.Gからタツノコプロに変わった。総監督だった本広克行、ストーリー原案/脚本の虚淵玄は企画監修に回る。シリーズ構成には新たに 『攻殻機動隊ARISE』でも注目された冲方丁、脚本には『残響のテロル』などの熊谷純が起用される。前作から引き続きとなる塩谷直義監督のもと新体制での制作になりそうだ。
音楽は引き続き菅野祐悟、キャラクターデザインも浅野恭司が担当する。ストーリーとスタッフの変化が、どんな新しい『PSYCHO-PASS サイコパス 2』となるのか期待も高まる。
またオープンニングテーマは、第1期第1クールでも本作を歌った凛として時雨が新曲「Enigmatic Feeling」で挑む。エンディングテーマも1期と同じで、EGOISTがこちらも新曲「Fallen」を歌う。
テレビ放送開始は10月9日24時50分から。フジテレビ「ノイタミナ」が送り出す2014年秋の話題作である。
フジテレビ『ノイタミナ』のオリジナルアニメで、2012年10月から2013年3月まで放送された。
2009年頃、Production I.Gのプロデューサーと接触する機会を得た本広が長年の夢を語ったことがきっかけとなり、アニメ制作監督の塩谷直義と共に本作品の実企画がスタート。当初は「現代版『パトレイバー』を作ろう」という構想であったが、やがて様々なセッションの過程を経てストーリーラインを固める段階にきた2011年初頭の頃、ハードでダークな作風の『魔法少女まどか☆マギカ』でネームバリューを高めた虚淵玄をメインストーリーライターとして迎え入れ、最終的な作品形式ができあがった。なお、実際のアニメ脚本は小説家・深見真と高羽彩がシリーズ構成を元に草稿を書き、それをもとに虚淵が脚本を書き下ろす共作形式で概ね全話作られている。
オープニングテーマ
「abnormalize」(第1話 - 第11話)
「Out of Control」(第12話 - 第22話)
エンディングテーマ
「名前のない怪物」(第1話 - 第11話)
「All Alone With You」(第12話 - 第22話)