ぽにぃ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最高!
【総評】
涙が止まらなくなる作品でした。
特にあーみんの「罪悪感はなくなった?」の後は一気に見てしまいました。
2022/01/06追記
n週目(10回以降数えるのをやめた)視聴。
「とらドラ!」という物語の構造について
この作品をただの恋愛として見るのであれば、この作品は出オチの作品である。
1話の段階で竜児は大河にプロポーズまがいのセリフを吐き、2人がお互いを好きあっていないと考えるのは本人たちだけの状態で話が進む。
この作品はその予定調和の恋愛ストーリーに絡めた、家族、集団の中でのキャラクターといったテーマによって、その作品の奥行きが構成されている。
竜児や大河の設定、終盤に大河がクラスメートに送る星空のメールなど、”目に見えるものと実情の乖離”というのはこの作品の中でも大きな要素の一つだと思う。
以下、各評価基準ごとの詳細
◎物語の評価◎
1話で結末をかなりあからさまに示唆しながらも複数のテーマによって物語に奥行きを出している。
また終わり方に関して原作から多少改変されているが、むしろよくなっているので、このあたり現在”超平和バスターズ”としてあの花や空の青さを~で活躍する、長井龍雪監督や岡田麿里さんらの手腕が光る。
◎作画の評価◎
16話の喧嘩シーンは言わずもがな。ほかにも無駄にヌルヌル動く。
◎声優の評価◎
ヒロインの大河は感情的に叫ぶシーンも多いが、釘宮理恵さんの演技は圧巻。
ツンデレといえばもうこの人しかいないよね。
◎音楽の評価◎
OPED劇中歌、総じて良い。
前半クールの少しおちゃらけたプレパレードから後半シリアスなsilky heartに変わるところ好き。
◎キャラの評価◎
主要キャラ5人の掘り下げが良い。
この作品はすべて主人公の竜児の目線での物語で、竜児が知らない情報は当然視聴者も知りえないようになっている。
その中でこれだけ掘り下げるのは流石の一言。
各星の数は3つを基準に下記で採点。
★☆☆☆☆:好ましくない
★★☆☆☆:やや好ましくない
★★★☆☆:可もなく不可もなく
★★★★☆:良い
★★★★★:群を抜いて良い