nk225 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『DOG DAYS"』(ドッグデイズダブルダッシュ)のタイトルで2015年1月より放送開始予定。
外交手段としての戦争が死傷者の出ないスポーツ的な興業として行われている異世界を主要な舞台として、異世界のお姫様によって2011年の現代から勇者として召喚された少年を主人公として描くファンタジー作品。『魔法少女リリカルなのはシリーズ』のメインスタッフ(原作 - 都築真紀、監督 - 草川啓造、制作 - セブン・アークス)による、オリジナルテレビアニメシリーズである。
サウンドプロデュースはかつて『とらいあんぐるハートシリーズ』などで都築と組んできたI've soundが起用されている。劇伴曲は都築の意向により、ほのぼのとした作品を引き締めることを意図して、あまりファンタジーらしくなくて格好良い作風が志向されている。劇伴だけでなく、堀江由衣が演じるヒロインが劇中で歌うキャラクターソングも、I'veが楽曲を提供した。本作の特徴の一つは配役の妙でもあるともいわれ、ヒロイン役の堀江を中心として大勢の人気声優を適材適所に配置した作風は、良い意味での「声優アニメ」とも形容された。
作中の世界におけるスポーツ化された戦争の内容は、1980年代に放送されていたバラエティー番組『風雲!たけし城』や、1997年から放送されている『SASUKE』を想起させるようなアトラクションとして描かれている。競技の中では剣などの武器や必殺技を使った妨害や反撃も行われ、登場人物同士の超人的な戦いも描かれるが、砲弾の直撃を受けようが、高威力の必殺技の直撃を受けようが、相手に攻撃された人間はしばらく無力化されるだけであり、死傷者の出ない「戦争のようなゲーム」として描かれている。このため、人間が死に至るような殺傷表現はほとんどない。また、人間の暗部を見せるような負の要素を映し出すシーンもほとんどない。こうした舞台背景によって、闘争を描くことによって生じるネガティブな問題が回避されており、結果として登場人物に憎まれ役は登場せず、誰もがポジティブに描かれるような内容となっている。
基本的には深夜アニメを好んで見るような男女のアニメファンに向けた内容であり、入浴シーンや、攻撃で美少女キャラクターの服がたびたび破れるなどの際どい場面も多く描かれるものの、そうした場面でも下品になりすぎない、和やかな作風が徹底されている。
第2期では、キャラクターがぐるぐる目になることが多い。
2012年11月25日には、東京ドームシティホールにて、本作に関するイベント「DOG DAYS 特別興業 -フロニャ祭2012-」が開催された。
オープニングテーマ 「FEARLESS HERO」
エンディングテーマ 「夏の約束」