namnam さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「第三次世界大戦がどのように戦われるかは分からない。 だが、第四次世界大戦が戦われる方法は知っている。 それは石と棍棒によってだ。」by アルベルト・アインシュタイン
「人と人との均衡を保つために武器を売る」
戦ものの作品はこれまで数知れずあったが、これは軍人でも勇者でもなく ”武器商人” にフォーカスをあてて「武器の流れと人のあり方」を問うたもの。
だんだん、だんだんと、この作品が持つ特有の価値観に惹き込まれていく。
弾丸がゆっくりと体の中に沈み込んでくるような、そんな感覚。
いつの間にか じわじわと攻め てきて、どこか優しく心地よい、だが涼しい空虚さが残る。
そんな余韻を味わえる作品。
P.S. ヨナがキャスパーのとこをやめたとき、メンバーが車の上から銃を構えたシーンが好きだ。
ヨナの2年間の成長の度合いを感じることが出来る一コマです。
ついでにお気に入り(というか欠かせない)キャラはスケアクロウ。
彼はアメリカの正義を心の底から信じてる正義漢。
イカれた人間ばかりのこの作品の中で唯一の常識人。
まあアメリカの正義を心から信じてるって時点で、もう十分にイカれてるんだが。
それでも世界の風潮的に言えば、やはり一番の「常識人」なんだろう。