カルメル さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
青春ポイント -1000点
なんとも形容し難い作品です。
シャフト作品ですが、京アニの氷菓に近いような印象を受けます。
何が言いたいのかわからないという意見が多いようですが、確かによくわからないです。
ストーリー的にも謎な部分が多々残されており、そこは二期に期待せざるを得ません。
この作品のテーマは何だったのだろうと考えてみると、個人的には「人生ちょっとでもいいから前に進んで、自分から何かアクション起こそうぜ!そしたらもっと楽しい人生になるはずさ!」ってことなのかなと思います。
この物語の主人公、丹羽君は青春ポイントというものを計算しており、要は青春したい人なわけです。
しかし彼は今時の主人公らしく、まぁ平凡でどちらかというと否定から入るような人です。
特徴と言ったら、やたら人と会話を合わせるのがうまいなぁというくらいです。
そんな丹羽君が電波な女の子たちからやたらモテるわけで、現実ではそんな都合よく行かないよなぁと。
リアルワールドにおいては、青春ポイント-1000点みたいな生活を送ってる人が、自分を含めたくさんいるわけで、そんな人間に対しこの物語の真の電波女である星宮社(宇宙服少女)は、活を入れているのではないかと。
星宮社(宇宙服少女)は、そのことを超能力に近づくと表現していますが、自分の殻(能力)を破る(超える)で超能力なのかなと。
長々と書いてしまいましたが、女の子は皆個性的で可愛いし(個人的にはメメさんが一番好きですが)、ほのぼのするエピソードもあるので、深く考えずに見てみるにもアリだと思います。
何かしらの人生の教訓を得たいという人も、場合によっては何か得るものがあるかもしれません。
というわけで、なんだか不思議な作品でした。