おかき さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
上海で繰り広げられる陰謀の交錯※
アニメノチカラ第二弾。
1931年頃に上海で活動する特殊スパイ組織(桜井機関)が暗躍する話。
歴史をモチーフにしていて、満州事変だとか取り扱ってます。
勉強したはずの歴史に疎くて頭に入ってきませんでした。
前半の1話構成では特に人物像や関係性がピンと来なかった。
メインの話もかなり飲み込めていませんが、預言者の登場によって急転。
関東軍所属の高千穂勲の考え方は、新型爆弾を使用することにより未来の争いを止める。
反してその惨状を許すことの出来ない葵や桜井機関はそれを止める為に動く…
と思いきや…離反、桜井機関の全貌が明らかになっていきます。
実際には高千穂勲の考え方は世間ではタブーなのかな。
実際に経験して痛みが分からないと、真剣に向き合うことが難しいのが人間なので、
理解出来ない考えでは無かったりしました。この類の作品には良くある思想ですね。
それでも戦争の恐ろしさを想像することは出来るし、命は一つなので。
命をも奪う、絶えない争いはいつまで続くのかな。少し考えさせられました。
何かと合わない葵と葛の仲は観ていて楽しかった部分。最後には仲良くしてたし。
緩やかに加速していって…でも、やっぱり盛り上がらない。
最後の見せ場はもっと派手でも良かったんじゃないかな。
この作品には預言者がいて、確率としての未来を知ることができますが、
自分達の住む世界では誰にも分かりません。
何か一つ出来るとしたら、過ちを繰り返さないことですね。
雪菜の声優が新人だったこともあって不自然だったけど、終わってみると少しは違和感取れた…かな?
絵柄的にもストーリーや見せ方も全部が地味だったけど、割と好きでした。
2010春