おかき さんの感想・評価

3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

俺が結婚してやんよ！※

舞台は死後の世界。

生前に理不尽な青春時代だった人達がこの世界に送られてくる。
この世界でのゴールはどこか…その人生でも良かったと思えること。

天国に行く前の幽霊みたいなものなので、未練が無くなる＝消える＝成仏。
設定が如何せん飲み込めて無く…特に機械系の解釈に自信無いです。

賛否両論分かれてる作品。ちょっと酷評気味です。


初めの印象は、闇鍋を味わってる気分でした。

消えるまでは何度でも再生し復活できる。
それには当然痛さが伴うので、軽く扱われていた死が受け入られなかった。
ギャグ作品での怪我や流血シーンとは違う目で観てたので。

ギャグとしても微妙で…直井が絡むと良かった。
久々に緒方さんの声を聴いたらやっぱり素敵でした。

サブの扱いは…特にＴＫとか、特にＴＫとか、人気あるキャラだと思っていただけに残念。
最初から配置しないとか、個性強いサブを配置しないとか。

そういったもの含めて、メインの描写に時間を割いてくれた方が、
グッと締まった作品になっていた気がしました。


未経験だから卒業式を行いたい想いは解るし、
浮世離れしていることとドナーとの繋がりは見事だったり。

でも、キャラの崩壊や回答無いままの伏線なんかが気になったり。


問題のラストシーン。唐突だったので、自分は泣く事が出来ませんでした。
この流れならストレートとかアダムとイブとか…せめて、留まって欲しかった。


岩沢さんのエピソードで引き込まれて、
日向とユイを絡めた野球回、直井の過去とそれに絡む音無、音無の過去。

どれも文句の付けどころが無く、素直に感動してました。

蛇足扱いされてるライブシーンも気合入ってて好きだったり、
キャラクターの方も直井、日向、岩沢さんと結構好きです。

特に献身的な音無は好きだったり。

個々のエピソードとしては完成されていて、途中からはかなり期待していただけに残念でした。


2010春