おかき さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
その幻想をぶち殺す!!※
放送当時は、タイトルから推測して、インテリ系なお話と勘違い。
図書館とかで何かするのかなと…異能バトルものです。
本作の最大の特長は「燃え」と「萌え」を上手く融合していること。
幼女な先生とか、学園世界に合わない風貌の魔術師とか。
このアンバランスなキャラクターが最初は受け付けなかったんだけど、今はもう慣れました。
小萌先生の発言は結構好きだし。
ステイルの年齢設定と風貌、咥え煙草にはまだちょっぴり抵抗ありますが…。
上条当麻の能力設定への着眼点も面白い。
何故か能力を打ち消す右手をお持ちで。
レベル0がレベル5を打ち負かす展開は胸熱。
アクションシーンに迫力を出し辛いのが玉に瑕。
長ったらしい説教が有名なのかな。暑っ苦しい正統派主人公です。
偽善を自覚してるところもポイント。
他人の為に動いて、毎回入院。
14話で「自分のため」ってベッドの上で吐いた言葉が印象に残ってます。
色んなことに一切突っ込まなくなってるところとか、
そういった境遇に慣れてしまったんだと思うと何だか笑ってしまいます。
空気扱いされてるヒロインも何気に好きだったり。
二人の絡みは何だか安心します。
禁書目録の話や錬金術師との戦闘では工夫があったし、
アクセラレータの絡む中盤前後の話はとても面白かったです。
ダークヒーローな展開も良かったし、
ジョーカーキャラにハンデを負わせるエピソードでもあった。
その代わり、最終回の方は盛り上がりに欠けました。
原作順で進めているんだろうけど、エンターテイメントとしては失敗。
極端に表すと谷山谷みたいな。ここが惜しかった。
最後に盛り上がるストーリーであれば、印象が大分違ってたと思います。
ミサカはミサカは、打ち止めに萌えたり。これは上条当麻に燃えが正解かも。
でも、アクセロリータが主人公を食ってる気がしないでもないです。