おかき さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
特に意味はない
過去改変によって変化した世界。
それを変える為に奔走するタイムリープ系の物語です。
現実世界の事象をモチーフに、虚実の入り混じった世界観が不思議と魅力的。
99%の科学を売りにしているのも頷ける内容で、SFとしては大変面白かったです。
序盤は淡々とした日常が続いていてつまらなかったけど、
進める毎にじわじわと面白くなってきて、13話で弾けました。
ネットスラングの大量投入や厨二病全快なのもあって、
戸惑ってしまうかもしれませんが、早めに切ってしまうのは本当に勿体無い。
吹き飛ぶ程の演出も後々用意されているので、ほんのり我慢してみるが吉。
個人的には厨二設定が生かされた23話の演出が熱かったです。これはもう終盤ですが。
ただ、二者択一になることを先読みしてしまってからは、
沸騰していた熱が徐々に冷めてしまいました。中弛みというか、蛇足みたいな感覚で。
必要な展開なので、ギャルゲーにある個別ルートの回収とは別物になるんだけど、
どうしてもそれっぽくも映ってしまったのは残念なところ。
好みの問題だけど、19話の様な予期しない展開が続く方が好みです。
その辺、アニメとしては少々不向きに感じました。
原作ゲームの方は大変面白そうで、原作ゲームの方が大変面白そうです。
あと…少し画面が暗くて、ちょっと観難いかもしれません。
こんな太っちょな演技もできてしまうのかと、スタッフロールでビックリしました。
関智さんを感じさせない演技が何とも言えませんでした。
視聴前に注意が一つ。
5話で矛盾を感じさせる描写があります。その後の展開で混乱を招いたので。
どっちとも取れたかもしれないけど、解り辛く感じた箇所。
IBN5100を使ってハッキングしてたっぽい描写があるけど、ここでは使用していないそうです。(原作)
ダル自身がハッキングできるほどの能力を持っていると解釈して下さい。
巧妙に張り巡らされた伏線が次々に繋がっていくワクワク感は何だか久々でした。
一気観するともっと映える作品だと思うので、まだの方は是非×②
2011春-夏