Lovin さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
見た感じ
レンタルDVDで視聴。原作は未読。少年が心の脱皮を図る話。
主人公は親の転勤の都合で叔母の家に引っ越すところから話は始まる。自分の言動に「青春ポイント」なる点数をつけている陰気な少年で、タイトルの「青春男」だ。
ヒロインの一人は主人公のいとこ(どちらが年上かは知らない)で、自分を宇宙人だと思い込んでいる引き篭もりだがかなりの美少女、と言う設定。タイトルの「電波女」だ。
二人目のヒロインはバスケ部に所属する元気で快活な少女。よく主人公と弁当を食べているが、果物(野菜も?)しか食べない、没個性を気にしている。
三人目は和菓子屋でバイトしながら実家の居酒屋を手伝い、身長を179.9cmと言い張る少女。身長に関する話について主人公には話すシーンがある。
その他宇宙人を名乗る幼女や引き篭もりの母親(主人公の叔母)や曾祖母が話に関わってくる。主人公とは別にもう一人男性キャラは登場するが、ほとんどが女性キャラで構成されている。
基本的に青春男のモノローグを中心に進んでいくが、主人公に限らず登場人物の殆どの台詞が独特で、考えながら見ないといけない所が少し疲れる部分だと思う。丸っきり子供だが、普通の台詞は電波女くらいかもしれない。
監督と制作会社の組み合わせ、その組み合わせで多用される構図もまた有名だが、本作品も例に漏れず同じことが言えるものとなっている。
しかしこの作品は、原作の世界観がよいのか監督の手法がよいからなのかわからないが、何故か続きの気になる作品となっていると思う。話数も多くないので一度ハマれば見続けられる作品だと思う。