Lovin さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
観た感じ
■概要{netabare}
監督:水島努
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクタ原案:島田フミカネ
キャラクタ原案協力:野上武志
キャラクタデザイン:杉本功
制作:アクタス
話数:1クール12話+総集編2話(5.5話、10.5話)。
なお11話と12話は冬期クール終了後の時期に延期された。
聖地:茨城県大洗町
OP:「DreamRiser」
by ChouCho
ED:「Enter Enter MISSION!」
by あんこうチーム
(西住みほ、武部沙織、五十鈴華、秋山優花里、冷泉麻子)
CV:淵上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香
{/netabare}
■主な登場人物
あんこうチーム:Ⅳ号中戦車{netabare}
西住みほ(にしずみみほ):戦車長{netabare}
実家は戦車道の西住流家元で期待されていたが、
全国大会でのある事件が元で戦車道から逃げるように大洗女子学園に転校する。
(2014/10/18追記)
第1話で2回描かれる学食では、1回目がサバの味噌煮定職、2回目が海鮮丼ということで、
魚介類が好きなのではないかと推測できる。
{/netabare}
武部沙織(たけべさおり):通信手{netabare}
転校して一人で居た主人公をナンパしたクラスメイト。
コミュ力は高そうだが、彼女の口から出る言葉からする、恋に恋する年頃っぽい。
(2014/10/18追記)
第1話で2回描かれる学食では、1回目が納豆+冷奴、2回目が納豆+煮物?ということで、
意外なほど量が少なく粗食で、栄養価を気にした食事を好むと推測できる。
{/netabare}
五十鈴華(いすずはな):砲手{netabare}
実家が華道の家元で、落ち着きも度胸もあるクラスメイト。
少し大人びているが、提灯鮟鱇のようなアホ毛があり意外と天然で大食な面もある。
(2014/10/18追記)
第1話で2回描かれる学食では、1回目がラーメン+八宝菜?+味噌汁+大盛白飯、
2回目が大きいハンバーグ?+大盛白飯ということで、
意外なほど量が多くカロリーを気にしていないと推測できる。
{/netabare}
秋山優花里(あきやまゆかり):装填手{netabare}
兎に角戦車が好き過ぎて余り友人が出来なかったが、戦車道授業の再開で友人が出来る。
{/netabare}
冷泉麻子(れいぜいまこ):操縦手{netabare}
低血圧で朝が苦手な為授業の単位が足らず、優遇される戦車道授業を選択することになる。
{/netabare}
{/netabare}
アヒルさんチーム:八九式中戦車{netabare}
磯辺典子(いそべのりこ):戦車長、装填手
近藤妙子(こんどうたえこ):通信手
河西忍(かわにししのぶ):操縦手
佐々木あけび(ささきあけび):砲手
{/netabare}
カバさんチーム:Ⅲ号突撃砲{netabare}
カエサル/鈴木貴子(すずきたかこ):装填手
エルヴィン/松本里子(まつもとりこ):戦車長、通信手
左衛門佐(さえもんざ)/杉山清美(すぎやまきよみ):砲手
おりょう/野上武子(のがみたけこ):操縦手
{/netabare}
ウサギさんチーム:M3リー{netabare}
澤梓(さわあずさ):戦車長
山郷あゆみ(やまごうあゆみ):主砲砲手
丸山紗希(まるやまさき):装填手
阪口桂利奈(さかぐちかりな):操縦手
宇津木優季(うつぎゆうき):通信手
大野あや(おおのあや):副砲砲手
{/netabare}
カメさんチーム:38t{netabare}
角谷杏(かどたにあんず):戦車長、通信手
小山柚子(こやまゆず):操縦手
河嶋桃(かわしまもも):砲手、装填手
{/netabare}
カモさんチーム:B1bis{netabare}
そど子 / 園みどり子(そのみどりこ):戦車長、副砲砲手、装填手
ゴモヨ / 後藤モヨ子(ごとうもよこ):操縦手
パゾ美 / 金春希美(こんぱるのぞみ):主砲砲手
{/netabare}
レオポンさんチーム:ポルシェティーガー{netabare}
ナカジマ / 中嶋悟子(なかじまさとこ):戦車長、通信手
スズキ:装填手
ホシノ:砲手
ツチヤ:操縦手
{/netabare}
アリクイさんチーム:三式中戦車{netabare}
ねこにゃー / 猫田(ねこた):戦車長、通信手
ももがー:操縦手
ぴよたん:砲手、装填手
{/netabare}
■感想
TV放送を視聴。視聴前の期待度は3段階で★★と普通。絵柄が気に入ったので何となく見ようと思っていたが、第三話くらいから徐々に面白くなってきたので数人に奨めてみた。
戦車を扱う武道である戦車道の由緒ある家元の家庭に生まれた主人公は、ある事を理由に県立大洗女子学園に転校する。全く知らない土地への転校で友人ができず悩んでいた所に、コミュ力の高いクラスメイト、男好きと百合の二人に話し掛けられ友人となる。
序盤は生徒会がある大きな目的のために、以前は盛んだった戦車道授業の復活を掲げ、家元の娘である主人公に戦車道に参加することを迫ってくるという「全員集合!」を描いた展開になる。主人公は一時はその要求を拒んだものの、出来たばかりの友人達の熱さに絆されて戦車道への参加を決意する。
主人公は抱えるトラウマに悩みつつも、他に経験者が居ないため主導権を持って指導していくことになるが、その間の友人との交流の中で次第にトラウマが和らいでいく。周囲は初心者らしく奇抜な権藤を繰り返すが、主人公にとってはそれも癒される要因となっている。
中盤以降は戦車道とその合間にある日常回が繰り返される展開だが、序盤を乗り越えられるかがこの作品を楽しめるか否かの境目になると思う。実際私の知人達は3話で切ったという意見が多く、それ以外は最初から見ていないという意見が全てだった。
萌キャラ+戦車みたいなことを言われていたが全くそんなことは感じなかった。萌え系でお馴染みらしい水着回や温泉回はない。サブキャラの水着シーンは1回、お風呂シーンは2回ほどあるが、ほぼ全編戦車道と友情とスポ根が展開される。
見終わった時の感想は、それぞれのキャラの成長から親心が芽生えるくらい、戦士(武道だが)への成長が著しい。結末も違和感なく収束していったし、それぞれキャラの活躍できる場面も多かったし、好きになればそこそこのめり込める要素はあったと思う。
{netabare}序盤で戦車を派手な色に塗装したり、内装をデコってみたり、作戦を聞いていなかったりと「この作品は戦車を馬鹿にしている」と思ってしまったシーンもあったが、準決勝戦後半の団結力を見た後では皆の成長を描くための対比として重要だったと思える。{/netabare}
生徒会広報の生徒会の特権を生かした横柄な態度、至近距離でも当たらない程のトリガーハッピー、直ぐに心が折れて泣き出し宥められる姿は表情豊かで、数万人を乗せる学園艦を取り仕切る生徒会の重責を務められるのかと要らぬ危惧を抱くが、そこがこのキャラの魅力であることも理解できてよい。
ミリヲタでなければわからないようなネタも何気ないシーンに散りばめられていて、好きな人には元ネタを探すのも楽しめるだろう。例えば{netabare}初めての対外試合で作戦中に遊んでいる{/netabare}トランプの裏の絵柄などはその巣では有名らしく、監督は知人のミリヲタ?から作中に描写するよう迫られたらしい。
OPは歌手、EDは声優が担当しているが、個人的には挿入曲が素晴らしいと思う。私が好きな系統の行進曲が多くイントロを聞くだけでテンションが上がる。曲に関しては、シーンによるところが大きいので個人的な感覚でしか発言できないが耳に残る4曲がある。
監督は本作品に登場する架空の「あんこう音頭」の作詞と「あんこう踊り」の振り付けを考案しており、実際に聖地で祭りが開かれるに至った。
■蛇足:{netabare}
少し不憫なのはアンチョビ(安斎千代美)と逸見エリカ。前者は二回戦の相手であるアンツィオ高校の隊長でありながら登場時間が僅か3秒、後者は戦車道精神に反すると思える程の悪態をつく割に最終的には言い人っぽく描かれ生徒会広報と同じレベルのヘタレ扱いだった。
1.県立大洗女子学園の見所{netabare}
A) 練習試合(対聖グロリアーナ女学院)
・4話の待ち伏せ作戦失敗
・4話の窮地にEチーム登場
・4話の隊長車の一騎打ち
B) 一回戦(対サンダース大付属高校)
・5話の試合序盤の偵察
・5話の待ち伏せ作戦成功
・6話の追いかけっこ
C) 準決勝戦(対プラウダ高校)
・8話の試合序盤の攻勢
・9話のウォークライ
・9話の心太作戦
D) 決勝戦(対黒森峰女学園)
・11話のウサギさんチーム救出
・12話のマウス攻略戦
・12話のフラッグ車一騎打ち
E) その他
・7話の全体練習(前の集合)
・7話の第二次戦車捜索
・10話の決勝前夜の過ごし方
{/netabare}
2.チーム別の見所{netabare}
A) あんこうチーム
主人公チームなので全編が見所だが挙げてみる
・5話の戦車喫茶での会話
・6話の稜線射撃での敵フラッグ車撃破
・12話の敵フラッグ車との一騎打ち
B) アヒルさんチーム
根性を身上とする元バレー部部員
・4話の待ち伏せ攻撃
・9話~10話の逃避行
・12話のマウス攻略戦とその後の陽動
C) カバさんチーム
歴史ヲタク(歴女)の集まり
・4話の待ち伏せ攻撃から被弾まで
・9話の敵フラッグ車待ち伏せ攻撃
・11話の敵討ち
D) ウサギさんチーム
ちょっと緊張感の足りない一年生集団
・4話の敵前逃亡と謝罪
・7話の新しい車両の捜索
・12話の重戦車撃破
E) カメさんチーム
廃校を隠している生徒会の役員達
・4話の奇襲攻撃
・9話の敵集団への突撃(切り込み)
・12話のゲリラ戦法とマウス攻略戦
F) カモさんチーム
二回戦以降に参加した風紀委員達
・9話の心太作戦での殿担当
・11話の前線突破時に殿担当
・11話のマウスから被弾
G) レオポンさんチーム
謎の技術力を持った自動車部員
・11話の前線突破時に先頭担当
・11話の石橋破壊
・12話のHS中庭入り口での大往生
H) アリクイさんチーム
いかにも体育が苦手そうなゲーマー集団
・10話の敵車両から被弾
(鉄十字勲章とは思わないがフラッグ車を庇った)
{/netabare}
3.キャラ別の見所{netabare}
A) 蝶野亜美一尉
・2話の登場シーン(序盤最大の見所)
B) 秋山優花里
・4話の練習試合終了後の満足顔
・5話のサンダース大付属潜入
・11話のマウス登場シーンの興奮顔
C) 大野あや
・2話の「ggrks」
・12話の「128mm超怖いんだけど」
D) 丸山紗希
・5話の棒を持って立っているシーン
・12話の「薬莢捨てるとこ」
E) エルヴィン
・2話の蝶野亜美一尉登場シーン
(ノーリアクション)
F) 西住しほ・まほ母子
・9話のウォークライ中
(何を思いながら見ていたのか)
G) 河嶋桃
・4話の「打って打って打ちまくれ」
・12話の「今更何だ、いいから早く言え」
・全編の過激なリアクション(特に怒と哀)
H) 五十鈴華(2014/10/18追記)
・1話の1回目の学食でのメニュー
ラーメン+八宝菜?+味噌汁+大盛白飯
・1話の2回目の学食でのメニュー
それほどでもないように見えるが
対比のためなのか武部沙織が粗食過ぎる
・10話の西住殿宅でのメニュー
とんかつ×2+特盛白飯+一人だけ熱い日本茶
{/netabare}
{/netabare}