クロッシー(・з・) さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

ufotable

ufotableは比較的安定したアニメ会社ですが、やってくれました。
fateシリーズの中でも最も残酷なストーリーであるこの話はスターウォーズで言うところのep1辺りをイメージして頂ければ幸いである。
fate/stay nightの前編を原案奈須きのこさんから一旦ニトロプラス所属の虚淵玄さんへと引き継いだ作品。
奈須きのこさんファンならご存知であるかと思いますが、やはりあの型月調の語りはかなり中二病以上の凄まじい何かを感じますが、虚淵さんはうまくそこをやりくりしていると思いました。
以下の文はネタバレじゃないかもしれませんが一応
{netabare}fate/zeroでは主人公衛宮切嗣のもとにご存知セイバーが降臨します。各サーヴァントの能力はマスターの能力と比例しますが、主人公の場合もともと魔術師ではなかった人が魔術師殺しとして雇われたものである。{/netabare}また様々な抗争でもって３派閥（アインツベルン、間桐、遠坂）のいずれかもしくはその他の魔術師が聖杯を勝ち取るまでマスターの殺し合いもしくはサーヴァント同士を戦わせる等をする聖杯戦争の話である。結構閉鎖的な話かもしれないがそれまではそうでもないあらゆる国から日本を拠点として行われるのでもしその閉鎖空間か閉鎖的物語や中二病チックな物語への偏見があれば見ることはできないかもしれない。
あらゆる伏線を貼り巡ったfate/stay nightをうまく使って衛宮切嗣の過去等をうまく物語っている。
そして原作に何よりも忠実であったことに賞賛をあげたい。
たいていfateシリーズはいいアニメ会社や制作陣に巡り会えていなかった気がするが期待値をいい感じに保っていた作品はなかなかないと思います。さすがufotableといったところです。