Gメン さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
恋っていいな
見ていて気持ちのいい、恋したくなるような映画だった。
チャラ男と秀才君の二人を持て余す、
女性からの嫉妬を買いそうな女子高生が主人公。
相手からの告白を無残にもタイムリープによって無かったことにしてしまう。そこに同性からの反感を買うことが多いみたいだ。
でも当人の立場からすると仕方ない部分もあると思う。
あんなイケメンに挟まれているんだもの!
それ以前に、二人とも大切な友達だったのだから。
何たってタイムリープもあるし。
それが残酷な行いだと分かっていたから、彼女は苦しんだ。
そして問題は、何度リープを重ねても満足いく結果になったか?
ということだ。
何度繰り返してもどこかにやっぱり歪が生じる。
良くなった分、悪くなったこともあったはず。
第一、やり直している彼女自身の心の痛みまで消えて無くなるわけじゃない。
結局人生一度きりなのだ。
リープの回数に実は限りがあった。と判明した時それが顕著に表れていたと思う。
人生やり直したいなんて考えることは沢山あるけど、じゃあ
実際出来たらどうなの?幸せになれるの?
やり直しがきく人生なんてないのよ。
そういったことが恋愛という、もうひとつのやり直しがきかない事象と繊細に折り重なって描かれ、切なさを掻き立てられる物語になっていたと思う。
と、真面目な話はここまでにしてとw
マコトが、秀才君のコウスケを選ばずチャラ男のチアキを受け入れたこと。
そこがツボにハマった。
俺の考えが安直かもしれないけど、女子高生らしいなと思った。
普通はコウスケ一択だろw
コウスケにはトウジと同じシンパシーを感じる。
なかなかいないよ?あんな将来有望なイケメン。
利益云々ぬかすとピュアな恋愛ものじゃなくなるからあれがベストなんだろーなぁw