みかみ(みみかき) さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:途中で断念した
日本で見たかった…
5話ぐらいみました。原作、10巻まで既読です。
えー、で、
今、ずっと海外なんで、クランチロールというネットの動画サービス(合法ですよ…!)を見ているのですが、言われてるほどに、作画のすごさがあんま伝わってこないのですよね…。背景はすごいんだけど、立体機動が言われてたほどピンとこない感じ。
ブルーレイかハイビジョンで見なきゃこれはやっぱダメなんですかね…。
低解像度つらいっすわ…。
■
話の展開事態は、パニックものとしては、言うまでもなくここ数年のトップ中のトップといっていい作品なので、もちろん、素晴らしいものだと思っております。
何がすばらしいかということをもう少し敷衍して言えば、
世界設定、スピード感、緊迫感ということになるのでしょう。
どんどん押し寄せてくる感じ。昔、『ドラゴンヘッド』を読んだ時の衝撃に近いものがありました。
ってか、はじめて読んだ時の衝撃ってもう忘れてしまったのであんま、たいしたこと書けないのだけれども、
基本的には、世界設定で人がガンガン死んでいく絶望的な風景を描く、という設定でツカミを得たあとは、
ホッと一息つくヒマがほとんどなく、どんどんと押し寄せてくる演出とかというのをどうやるか、という手法上のの問題が本作の一番のコアなんだと思っています。
■
…ただ、一点だけ、とても身勝手で個人的な感想。
この話、震災前に読んだ時はものすごく迫力があったのですが、震災後に改めて読んでみると、震災の衝撃のほうが、この作品の悲劇的な設定のインパクトを上回ってしまった、という感覚が個人的にはけっこうあります。
ある種の、悲惨で、絶望的な風景を描く作品は、震災の記憶がもう少し風化するまで、わたしは以前のようには読めなくなってしまったのではないか、という気がしています。
それはさておいても、非常にすばらしい作品であることには違いありません。