退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
少年・青春時代のノスタルジー全開!そして全話に泣ける!
2013年5月現在で7回観ています。
そして毎回毎話で泣いています(;_;)
とにかく登場人物同士が相手を想う気持ちに、いつも胸を打たれます。
本当に大好きな作品です。
昔の仲間「超平和バスターズ」のみんなが思うことが繊細に描かれています。
特に最後のほうは観ていて「みんな自分勝手だなあ」とも思いますが、それぞれの思いは各々にとって大切なものです。
それでもみんななかなか思い通りにならないので、観ていて本当に心が痛くなります。
じんたんやめんまの家族の気持ちもよく描かれていて、家族同士の思いやりにも心が惹かれます。
全体の雰囲気としては落ち着いた感じのドラマですが、感情を爆発させるシーンもほぼ毎話あります。
落ち着いたところも感情爆発の部分も、映像と演技で本当に繊細に表現されていて、登場人物の気持ちが良く伝わってきます。
脚本は泣きの方向にかなり卑怯というか、あざといです(笑)
あざとくても気にせず泣ける人にオススメのアニメです。
舞台の秩父もストーリーの感じと本当にマッチしていて、雰囲気を出しています。
特に秩父橋は印象的ですね。
現地を舞台訪問してみたら、本当に雰囲気の良いところでしばし佇んでしまいました。
映像はシンプルかつ綺麗です。
登場人物の微妙な表情から、心情が読み取れるようになっています。
背景は秩父の町を丁寧に雰囲気良く再現しています。
漫画もすごくおすすめです。
漫画はアニメと内容が異なり、超平和バスターズのみんなもより「いい子」になっていますが。
以下、私が特に気に入っているシーンです。
{netabare}
1話序盤では超平和バスターズのみんながばらばらになっていて、一体今後どうなるんだろうと不安になったものです。
そして昔の絆がなくなったことを確認したじんたんがめんまに放った「イライラすんだよ」。
それでもじんたんは、めんまを失ったあの日の続きを求めて全力疾走するという、すさまじい1話でした。
そして6話の「わすれてわすれないで」。
まずこの題名を見るだけで、私は涙が出てきてしまいます。
ここで「お母さんを悲しませたくないから自分を忘れてほしい」と言うめんまに対して、再びじんたんが「イライラすんだよ」と言うわけです。
めんまは本当は忘れてほしくないのに、母を想って忘れてほしいと言います。
それに対してじんたんが「自分のことを考えろ」、自分の望みを殺すなというわけです。
このじんたんの心境の変化に、私はとても心を打たれます。
じんたんがめんまのために行動してきたことで、めんまのための言葉が自然に出るようになったのだと思います。
もうひとつのお気に入りが、10話で「ずっとここにいろよ」と言うじんたんに対して、めんまが「生まれ変わりをしたい」と言うシーンです。
ここのめんまの表情がやばいです。
じんたんの言葉は嬉しいのだけど、みんなとも話したいという思いを真摯に伝えるため、少し必死さを隠せずにいる表情です。
この思いがじんたんに伝わったからこその、最終話でめんまをおんぶするときにの「みんなお前が好きだった!」なんだと思います。
ちなみに漫画では10話のこのシーン、より直球な表現になっています。
そちらも好きです。
{/netabare}