ようす さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
純・ラブストーリー
ジブリの作品。
脚本は宮崎駿,監督は宮崎吾朗。
テーマは”上を向いて歩こう”だそうです。
その言葉の通り,作品の中で何度か「上を向いて歩こう」の曲が使われていました。
純愛ストーリー。
恋っていいなあ~。いいなあ~。
●ストーリー
初めに言っておきますが,あにこれのあらすじは原作のあらすじなので,ジブリ映画のあらすじとは全然違いますよー。
ジブリ映画のあらすじはもっとシンプル。
時代は戦後の昭和。
「東京オリンピックを成功させよう」という看板が作中にあったので,そのあたりの時代かな。
高校2年生の松崎海(まつざき うみ)が主人公。
うみちゃんの愛称は,「メル」。
なんでメルなのか作品の中ではわからず,調べたところ,
海=フランス語でラ・メール → 略してメル
となるシーンが原作にはあるんだとか。
そしてメルと運命的な出会いをする,高校3年生で,校内新聞「週刊カルチェラタン」を作っている風間俊(かざま しゅん)。
原作とかなり違うとはいえ,あの出会い方が許されるのは美男美女しかないだろうwwと鼻で笑ってしまいましたww
そんな2人が通う学園の文化部部室棟「カルチェラタン」の取り壊しと存続をめぐる学園のあれこれ,そして2人の恋をめぐるあれこれが,話の主軸です。
●キャラクター
風間先輩かっこいいわあ~。
かっこよくて,まっすぐで,よく気が利いて(コロッケのシーンのさりげなさが素晴らしい),はちゃめちゃもするところがまたかっこよく…。
あんな人絶対この世にいないww
そしてメルもいい子過ぎる。
性格よし,しっかりもの,お料理できる,よく気がきく,面倒見がよい…。
あんな女の子もこの世にいないだろうww
カルチェラタンの住人(?)たちもキャラがいい!ww
何より,学園の生徒の一体感が素晴らしい。
あんな学校いいなー。水沼さんみたいな生徒会長いいなー。
カルチェラタンの雰囲気好きだなー。
汚くて古臭くて,それでいて活気があって。
●その他感想
原作とはかなり違う(短くしている)分,登場人物がつかみにくかったり,設定がよくわからないまま物語が進んだり,見る人おいてけぼり感は少しあったかなー…。
メルという愛称,カルチェラタンのことなど。
最初カルチェラタンって何か全然わからなかった。
怪しい宗教団体とか,軍隊とか,そんなのかと思った(笑)
理事長登場のあたり(物語の終盤)で「あ,これ部室棟なんだ。」って分かりました(笑)
…いや,今振り返ると「数学部」「文芸部」などの部屋がある時点で部室なんだってわかってよかったのかな(汗)
でも私は気付かなかったんだ!あんな怪しいもの,部活動なんて思えなかった!泣
●最後に
この物語のよかったところとか,見どころを語るとほとんどネタばれになってしまうので,自重しております(笑)
特に純愛ストーリーが好きな人,ぜひ1度見てください~^^