退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
まゆりファンの視点から
内容、後半にかけての盛り上がり、エンディング、音楽、どれをとっても素晴らしい作品だと思います。宮野さんの熱のこもった演技にも感動しました。
ただ、私の好みの問題なのですが、以下の理由から諸手を挙げて最高のアニメだ!と言うことができません。
{netabare} 助手はとても魅力的だし、岡部と助手がくっつくことを視聴者も望んでいたでしょうから、そういう意味では最高のハッピーエンドだったと思います。私も助手単体で出てきていたなら何の文句もなかったでしょう。
ただ、この作品にはもう一人、まゆりという素晴らしい女性がいます。上記結末ではあまりにまゆりが不憫でなりません。あんなに純粋ないい子が何度も何度も殺されたうえ、長い間付き合いがある、幼なじみである岡部をポッと出の助手に持っていかれるなんて…。岡部も岡部で、当時中学生だったとはいえ、まゆりに対する人質宣言なんて告白したようなもんでしょう。その後もずっと一緒にやってきて、ラボを立ち上げた当初は、あの部屋で二人きりでのんびり過ごしていて。そのあたりがどうしても引っかかってしまうのです。
岡部とまゆりとの関係、助手のキャラなどを考えると、私は、原作ゲームのまゆりエンドこそ最高のエンディングだったのではないかと思います。助手が無理して強がって、岡部に対してまゆりを助けるよう助言する様子、助手がアキバから去っていく際のまゆりとのやりとりなどは、助手の、自分の弱い部分を見せまいと必死な様子が伝わってきて、涙無しでは観られません。まゆりファンの方々は原作ゲームをやってみることを強くおすすめします。
以上、視聴者が助手とまゆりのどちらに肩入れするかで、微妙に評価が分かれうる作品だと思います。 {/netabare}