しゃんしゃん さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
群像劇としては致命的なやらかし
▽原作有無 ライトノベル
▼原作改編 ストーリーの時系列順を入れ替えたり、1話でオリジナルストーリーなど大きく改編
○良い点 作画は綺麗、ヒロインの外見は可愛い
×悪い点 腐女子狙いが失敗、声優が下手で何言っているか分からない、ストーリーや人間関係が滅茶苦茶
☆感想
藤島鳴海がとある事件をきっかけに、色々な人と関わっていく群像劇。
群像劇は人間関係や信頼関係、心情の変化、こういうのがとても大切であり、それがすべてと言ってもいいと思う。
アニメではそれが変でおかしく、とてもつまらなかった。
何故そうなったかというと、原作の巻の順、時系列を入れ替えた為、
いきなり鳴海が信頼され、権力や地位を持っていたり、そういう関係性が崩壊。
よく読み込んでない制作スタッフが、1話をオリジナル1時間でやったのも、
キャラクターの関係性を提示できず崩壊した原因だとは思う。
また、長い台詞が必要な作品なのにも関わらず、一部の声優が実力不足で、何言ってるか分からないのも気になった。
{netabare}
原作は鳴海が事件を解決する度に、ヒロインも含め成長し、信頼や人間関係を構築する作品なわけで、
アニメでは最初の方からアリスがデレていたり滅茶苦茶である。
さらに、アニメだけみるとヤクザが活躍するストーリーと勘違いされるが、あれは原作4、5巻を先行でやった弊害であり、本来はそういう作品で無い。
終盤~最終回では今度原作1巻をやった為、義兄弟を結んだり信頼を勝ち取っていた仲間に
信用されてないという矛盾まで発生。
{/netabare}
アニメの評価はアニメ単体で評価され、原作云々はあまり関係ないが、
さすがにここまで来ると、原作者や原作ファンを擁護したくなる。