ローズ さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Spinoff
『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品。
1期目の人気が非常に高かったので本作品(2期目)が作られたのかな^^;
レベル5に位置される能力である電気を操れる能力持つ御坂美琴(みさか みこと)、
テレポート能力を持つ白井黒子(しらい くろこ)、
コンピュータを操り情報収集能力に長けた初春飾利(ういはる かざり)、
超能力を使えない佐天涙子(さてん るいこ)など、
禁書目録では美琴以外の登場人物の魅力があまり伝わらない人物も活躍する作品。
ストーリーとしては「シスターズ編」と「サイレントパーティー編」の2つに分けられます。
シスターズ編の内容は禁書目録を視聴済みの人であれば、大体の内容は分かります。
美琴の妹達・シスターズと一方通行(アクセラレータ)が戦い殺し合っている事を美琴が知ってしまいます。
戦う目的はレベル6の能力を持つ人物を作る事だと分かり美琴のクローン(妹達)が虐殺されているのを阻止しようとしますが、一方通行の能力と対峙して諦めかけるのですが……
ここで登場するのが禁書シリーズの主人公である上条当麻(かみじょう とうま)。
上条は超能力が扱えないとされているが、右手に幻想殺し(イマジンブレイカ―)という能力を持っています。
学園都市最強の人物と最弱の人物が戦い、最弱の人物が戦いに勝てばレベル6となる実験が終わり、美琴の妹達が殺されることも無くなり実験動物から解放される事になります。
禁書目録を視聴済みの人には説明しなくても分かっていますよね^^;
禁書目録と違う所は、視点の違い。
禁書目録では上条サイドの視点で話が進みましたが、超電磁砲では美琴視点で話が進みます。
話数も多く割かれていて、何故このような実験が行われるようになったのか詳しく描かれています。
禁書目録では正論を言い攻撃は殴るだけという主人公としては疑問符がつくような人物だった上条の出番を待望するなんて……
性格や攻撃方法は変わらないのですが、視点が変わると視聴者側も変わりますw
サイレントパーティー編では、謎の少女・フェブリが現れて話が進みます。
見どころは何と言っても迫力のあるラストバトルでしょう。
今まで1人で全てを抱え込んで自分だけで問題を解決しようとしてきた美琴の心境の変化によって、美琴の周囲の人々が集まり力を合わせて問題に対処するようになります。
何でも相談できる友人がいるというのは、それだけでも人生の財産。
あまりに親しすぎると個人情報が分かってしまうのですが、それもまたいい事なのかもしれません。
能力の強弱や有無に関係なく友人関係が作る事ができるのは美琴の人柄なのかな。
フェブリを助けるためという共通の目的だけで共闘できる仲間関係はキレイです。
バトル自身も個々の能力などが観る事が出来、迫力満載。
どのような結末を迎えるのかは……観た人だけのお楽しみです^^
あくまで外伝という位置づけの作品ですが、単体でも十分に楽しめる作品。
今まで禁書目録や超電磁砲に縁が無かった人にもおススメできます。
外伝が面白すぎて本編を観て落胆する人もいると思いますが、それはそれ、これはこれという事で^^
2クール(全24話)飽きずに楽しめる良作だと思います^^