ローズ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
進撃!進撃!進撃!進撃!進撃!進撃!イカ娘!!!
突如出現した巨人によって人類が追い詰められている世界。
生き残った人類は巨大な壁を築き、巨人から隔離されて平和な生活を送っていった。
しかし、超大型巨人や鎧の巨人によって壁が破壊されてしまう。
家族を失ったエレン・イェーガーは巨人に対する憎しみを露にして、巨人を駆逐する事を固く心に誓ったのであった。
巨人が人間を喰らうという異質な話の展開です。
しかし、続きはどうなっているの?と気になり、早く続きが観たいという事になります。
グロイ表現があるとは聞いていたのですが、人間が喰われる以外は大丈夫でした。
(人肉を食べるカニバリズムがグロイというのは理解できますが^^;)
情報が小出しになっているのも効果的。
話が進むにつれて世界の構造や武器などが説明されます。
先の読めない展開なので公開される情報によって今までの出来事を理解せざるを得ません。
地域によっては作画が間に合わずに、ほとんど静止画で放送された地域もあるそうです。
人気があり制作が間に合わなかったのでしょうが、地域によって放送が違うのは致命的なミスになります。
今回は大丈夫(?)でしたが、同じミスを繰り返さないでもらいたいです。
作中の話を書いてしまうとネタバレになる可能性が高いので、あえて遠回りな表現や内容に触れないようにしています。
この作品のネタバレには気を付けないと面白さが減ってしまう危険性があるので要注意ですね^^;
元来、人間とは弱い生物である、というメッセージなのであれば十分に伝わってきます。
人間が食物連鎖の頂点に立っているのは科学技術の進歩であって人間が進化したわけではありません。
一度、技術が失われたら、火起こしから始めないといけないかもしれないです。
技術を有効活用できないという可能性や現状があるかもしれませんが、そこまでいくと考えすぎかな^^;
本作品は世界にも発信され海外でも人気があるそうです。
言語や文化が違っていても「人間」をどのように描くか、「人間」をどのように受け止めるのかは同じなのだと思います。
自分が一番気になっているのは、作者が物語の終着点を探しながら物語を作っているのでは?という点です。
『ガラスの仮面』のように設定を大きくし過ぎたため物語が完結しないままに時が過ぎていく、という事態は避けてもらいたいのですが^^;
これだけ人気があれば続編は大いに期待できます。
だからこそ、不手際を防ぐためにできるだけ原作や制作現場に余裕を持たせてからにしてもらいたいです。
アニメの枠を超えて社会を巻き込むという作品には中々お目にかかれないので続編を期待するのも当然です。
話の結末は原作者しか分からないのでしょうが、話の先が気になるのは世界共通。
これからのメディア展開も含めて大作だと感じさせる作品でした。