かしろん さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
良さがわからないまま見終えた
【最終話まで見て】
ラノベ原作。シュタゲやヨルムンガンドのWHITE FOX制作。
原作未読。
あらすじ、というか導入
{netabare}
大海イグノラに浮かぶ大きな島、それを中心に東西南北4つある島。この十字を描く5つの島で構成される地、エンテ・イスラ。
魔王サタンはこのエンテ・イスラを魔物の地とすべく各地を制圧していった。
これに反旗を翻した勇者率いる人間たちは各島から魔物を追い払い、中央の魔王城に魔王を追い詰める。
追い詰められたサタンは言い放つ。
「今はこの地を貴様らに預けよう。だが、このエンテ・イスラを手に入れるために戻ってくる!」
かくして、開かれた転送ゲートに魔王の姿は吸い込まれていくのだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
物語:放送前PV見て「面白そうだ」と思い、1話見て「PVのほうが流れが巧いような気がするがまぁまぁ面白いか」と思い見続けてきたが、どんどんダルくなっていき、最後まで切らずにみたものの、良さがわからないまま終わっていった。私にとっては1話がピークだった。
内容だが、ベースは単純だ。田舎の片隅から都会に出てきた熱血真面目な好青年が数々の人に揉まれ助けられながら都会での生活や青春を謳歌する。ただこれだけのことだ。その設定を田舎の片隅を異世界にして人間と対立してた魔王に変えただけ。
ベースが単純なだけに、その変えた設定部分が物語の肝となると思うんだが全く生かされていない。
根本的な所で、魔王がエンテ・イスラでの行いをどう考えているのかがさっぱり分からないのだ。それを反省してんのか、後悔してんのか、その上で改心に至ったのかとかががさっぱり伝わってこない。
だから、現代社会に来てからの魔王の行動全てがただただ空々しい。散々悪いことやってきた奴の「今は改心してちゃんとやってますよ。だから昔のことはカンベンな」的なチャンチャラおかしい薄ら寒さを感じるのだ。
本人は非道ではなく残虐なことをしてきたのは下っ端魔族的なネタでもなかったし、そいつらを率いて人間と対立してたことにも間違いは無いわけだ。また、いつかエンテ・イスラに戻ってきて制圧してやるって言ってゲート潜った。
何がどうして現代社会であぁなってるのかが理解出来ない。
勇者エミリアのほうも、簡単に魔族となぁなぁな関係になっているもの解せない。父親の仇だろ?そのボスだろ?なんで簡単に籠絡されてんの?
この辺が全く解消されないまま終わっていった。
また、ギャグ部分の「魔王さまともあろう方が・・・」「勇者のくせにそんな言動を・・・」のギャップネタも飽きた。
魔王が魔王である特性、勇者が勇者である特性、みたいなのを生かし切った物語にも思えないし・・・
作画:ある程度の安定感。勇者の顔芸が見所か?
声優:合っていると思うが、キャラの声が伊藤かな恵って時点で「お前そんなおとなしいキャラじゃねぇだろ」って思わせられてるんですが・・・
音楽:あまり印象に残らず。正直、きみコの声はあまり好きではない。
キャラ:物語に書いたまんま。理解が出来ない。
異世界の魔族の名前がサタン、アルシエル、ルシフェルって、なんで人間世界の物語の名前を当たり前に使っているのか意味が分からない。
ヒロインもロリ巨乳にツンデレスレンダーになんでもこなす和服清楚とベタベタ。
魔王の現代社会での知識がおかしいままなのが理解出来ない。なんでバイトに甘んじてるのか。マグロの昇格に固執する理由も分からない。
{/netabare}
うーん・・・切ることはなかったが・・・