退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
感想
全11話。恋愛・伝奇・ファンタジー・感動もの。
この作品はとにかく登場人物が少ないです。
中心は4人で私がこれまで観た作品では一番少ないかも。
登場キャラでは主人公の葉月亮介の性格が良い。
こんな良い人中々いないと思うし好感が持てました。
次に声優さんの演技も素晴らしいと思う。
中村悠一さん、大原さやかさん、福山潤さんと、繊細で心に響くとても良い演技です。
次に雰囲気も良いですね。
花屋が物語の舞台ということもあり、花がとても綺麗に描かれています。
あらすじ
純情一途な花屋のバイト青年・葉月亮介。
彼がひそかに想いをよせるのは、店長の島尾六花。
一目惚れした六花の花屋に通い詰め、バイト募集を機にそこで働くことに。
そこには病死した夫・篤がいた。
幽霊ながら葉月の恋路を邪魔し、妨害行為を繰り返す篤との三角関係が始まる。
前半はコメディもあり、どういう展開が待っているかというワクワク感もあって面白かった。
また全体的にいえますが、女性向けの作品ということもあり、
心情描写は妙にリアルでうまく描けていたと思う。中盤まではかなり面白かった。
しかし、中盤以降は心情描写とファンタジーやメルヘンな展開が長く少しダレました。
(まぁ、意外性のある展開とはいえます)
メルヘンの好きな人なら良さそう?
また、もう少しテンポが良かったらいいのですが。
それにもう少し丁寧に描いて欲しかった。
後半は切なく少しうるうるになりました。
三角関係の恋愛ものですと、どうしてもそういう展開になっちゃうんですよね。
また、ラストは賛否両論ありそうですね。
メイン3人の誰を中心に観るかで、また違った感想を持てそうな作品ですね。
私は葉月視点で観てました。
何かと邪魔をする篤がウザく、また葉月が可哀想にも思えます。
でも篤の気持ちも理解出来ます。
愛する妻を残して先立ち、しゃべりかけることも触れることもできずに3年間ただ側で見守るだけ。
そこに葉月のような邪魔者が現れる。私も篤の立場だとそうするでしょう。
OP曲が個人的に結構好きな曲でした。
とにかく重いテーマの作品でした。また、恋愛ものとしては良作でした。
物静かな心理描写中心の大人の女性向けの作品かと思います。