marucuru さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
絶対に途中で辞めてはいけません
ここのランキングで上位にあった事と、オープニングの歌の素晴らしさに魅かれて観てみる事にしました。
序盤、主人公は『本当にちょっとおかしいんじゃないの』って思うくらい中二病全開で、何度も見るのを止めたくなります。物語自体も進んでいるのかどうかわからない状態が続き『これのどこがいいんだろう』とまで思うようになっていました。
期待の糸も切れかけ惰性で観ていると自覚し始めた頃、、、
突然衝撃が走ります。
「ええーーっ!!なんでーー!!」
ちゃんと観ていたにも拘わらず訳がわかりません・・・。
しかしそんな事はお構いなく、話はどんどん進みます。前半とは打って変ったハードな展開に主人公も中二病どころではありません。観る側も手に力を込め、胸は少し苦しくなり、必死に涙を堪えます。
最後まで観終わると、前半『ゆる~い』と感じていたエピソードの一つ一つに意味があった事を知り、計算し尽くされた物語の凄さを味わう事になります。
主人公は、自らを「マッドサイエンティスト」と名乗る中二病全開の若者で、
秋葉原の雑居ビルに「未来ガジェット研究所」なる一室を構えています。
そこでは何かを発明すべく日々研究を重ねているつもりではあるのですが、現実には一種のたまり場と呼べる場所にしか過ぎませんでした。
ところがある日の実験中、一同は奇妙な現象を目の当たりにします。そしてそこから主人公達の取った行動が、想像もしなかった出来事を引き起こして行くことなります。
オープニング曲は物語全体を忠実に再現していて、すべてを見終えた人だけが理解できる大変秀逸な歌詞になっています。
個人的には傑作だと思います。