けみかけ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
銀河美少年カムバック!いま改めて感じる『日5枠』が生んだ最高傑作をもう一度!!さぁ、アゲていこうか!!!
後にも先にも『日5枠』が生み出したアニメとしては最高傑作だと思ってます(キリッ
それを再認識した映画でしたね!
孤島の学園に流れ着いた謎多き少年、ツナシ・タクト
彼とその仲間達は友情や恋愛に心揺れ動きながらも青春と学園生活を謳歌していたのだが、島には驚異的な力を持つロボット『サイバディ』とサイバディの力を島の外へと持ち出そうとする秘密結社『綺羅星十字団』の影が潜んでいた
秘密の鍵を握る巫女の一人であるガールフレンドのアゲマキ・ワコを綺羅星十字団から守るべく、祖父から受け継いだ力でサイバディの一つである『タウバーン』とアプリポウゼ出来るタクトは【銀河美少年】を名乗り、綺羅星十字団の野望と戦う・・・
「綺羅星☆!」
「颯爽登場!銀河美少年!」
など榎戸洋司さんの脚本らしいアクの強い名台詞
学園を巨大組織と見立ててその裏で暗躍する敵群
隔離された世界での一対一の決闘
、
、
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といった具合にロボットバトルと学園ドラマが並行する様はまさに“ロボットアニメ版ウテナ”とも言うべき内容の作品
今回の劇場化に辺り全26話を総集編としてまとめあげ、さらに一部には新作カットを追加してこの稀代の傑作を振り返っています
まず冒頭で目に飛び込んでくるのはリアルに描写される現実の新宿駅付近で繰り広げられる新たにデザインがリファインされたタウバーンと敵サイバディとの激しい戦闘の新作映像
っておい!w
なんでサイバディがゼロ時間から飛び出してるんすかw
テレビシリーズを最終回までご覧になっている方ならナントナク想像がつくやもしれませんが、なんとあの後結局サイバディは現実に飛び出せるようになったらしいです(爆
タクトの応援に駆けつけたのはスガタ、ワコ、ミズノ、ケイトといったかつての面々
で、なぜかそこには人の顔ほどの大きさにデフォルメされてしまった『ザメク』が自律していやがりますw
しかも喋り出したりする場面も!w
そしてタクトの「it's a pinch!」を間一髪で救うのは初登場となるサカナちゃんのサイバディ・・・
おぉ~、ktkr!ですよ!
ちなみに映画を最後まで観ようが、パンフをしっかり読もうが、どうしてサイバディがゼロ時間の呪縛から解き放たれのか?どうしてザメクが可愛くなっているのか?
【この辺の謎はほとんど明かされてません(笑)】
劇場を後にする際もほとんどのお客さんがお口ポカーン(゜□゜)か、もしくは爆笑しているかのどっちかw
まwまあwあとはご想像にお任せします~、ってパティーンですよねw
しかも26話分の内容を詰め込みまくった結果、150分という大長編になってしまっています
にも関わらずオイラのお気に入りであるシモーヌやタイガーのエピソードはバッサリ切っているというのが個人的には泣き所;;
いやしかしそれを差し引いても余りある感動
スクリーンで観る村木靖の迫力あるサーカスをはじめとした神作画連発のバトルシーン
声優陣の熱演(特にニチ・ケイトの小清水さんホントすげぇ、日高里菜や東山奈央という逸材を発掘したのもこの作品の功績の一つ)
そしてやっぱサカナちゃん(戸松遥)による『モノクローム』の劇中歌verを劇場の音響設備で堪能出来たことは鳥肌モノ
シリーズの山場であるミズノちゃんとマリノちゃんのエピソードやニチ・ケイトの正体・・・とまあ、もちろん抑えるところは抑えて
そんでもってテレビシリーズの最終回と同じくちゃんとクライマックスでは“あの曲”が流れるというかつての感動のリフレイン感パネェっす
オイラは基本、90分超えちゃうようなアニメ映画は失敗
と、大概は厳しい見方をしてしまっていますが、やはり大好きな作品には甘くなってしまいますね^^;)A
150分という尺が許せる方だけチェックしてやって下さいw
ちなみにオイラは劇場を後にする際、涙ボッロボロ流してましたw