dankura さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態：観終わった
兄と妹の物語。堂々完結！！
初めはお互い嫌ってた。
桐乃のことが嫌いだった。
京介のことが気持ち悪かった。
そんなお互いの最悪だった関係は一つのエロゲーをきっかけに、劇的に変化する。
「・・・・人生相談が、あるの」
大嫌いな桐乃から相談を受けた京介。
決して京介はヒーローではない。なんでもできる主人公ではない。
ただの少し気のいいお人よしだ。
それでも、嫌いな桐乃のために京介は全力を出す。
理由？そんなの簡単だ。桐乃が妹だから。
それ以外に理由なんていらない。
だから京介はこう言うのだ。
「俺に任せろ」
他にも個性の強いキャラが脇を固めるどころか、主役を狙う勢いで物語を盛り上げる。
「好きよ・・あなたの妹が、あなたのことを好きくらいにわね」
厨二病の堕天使、黒猫。
「きょうちゃん・・怒るよ？」
普通で普通な普通の幼馴染。麻奈美
「もしも桐乃にいかがわしいことをしたら、ブチ殺します」
史上最強のヤンデレ。あやせ。
三者三様の思いを乗せ、物語はついにクライマックスへ。
その時京介、桐乃がとる行動は・・？
兄と妹の物語・・ついに完結！！
※全体の感想は、最終話を見た後で
以下完結後の感想。
ぶっちゃけると、途中まで到着点が分からなくて見ていて不安しかありませんでした。
原作では最終巻、テレビでは最後の一挙３話放送までだれとひっつくか分かりませんでしたし。
自分はひっつくのは黒猫しかないと思っていましたが・・。
桐乃とひっつくとなった時は
「そうか、そうきたか」
素でこう思ってしまいました(笑)
それでも、見終わった後ではこのＥＤしかないんですよねこの物語は。
最初から見ても
京介は妹が好き。
桐乃は兄が好き。
ここはずっと根本的に変わっていなかった。一本筋が通っていた物語なのです。
これはほんとの兄妹だから成り立つもので、義妹エンドではありえない。
京介は桐乃が好きなのではなく妹が好き。
桐乃は嫌いだが、桐乃は妹。
妹だから、人生相談にも乗るし、助けもする。
最初のこの設定は義妹ではありえないし、できないのです。
それが今までのどのラノベとも根本的に違うものであり、俺妹の最大のいいところだと自分は思います。
さて、話をストーリーに戻しましょう。
二期は原作を読んだ者からしてみると、余計な所はそぎ落としたダイジェスト感が強かったです。
でも、大事な所は時間をとって抑えていましたし、バジーナの過去の話、桐乃のウエディング姿もおさてていて俺得感はありました。
他はＢＤ特典で収録してくるのかなー。そちらも楽しみです。
最後はほんと賛否両論あるでしょう。
本当の妹であるかぎり桐乃エンドはありえない、他のキャラが立ちすぎて、だれとくっついても批判が起こる。
上記の意見は結構なところで見た気がします。
自分も最初に言いましたが、終着点が見えず、どうなるのかなぁと思っていました。
若干、妹だから桐乃エンドはありえないとも思っていました。
だが、自分は京介を見誤っていました。
自分はどこか世論、正論でこのアニメを見ていたんですね。
その世論、正論を京介はぶっ飛ばしてくれました。
「知るか！！」
と。そして。
「俺は、妹が、大好きだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
妹だからなんだ！京介は桐乃が好きなんだ！
京介は最後までそこを譲らなかった。
だから、このＥＤとなったのでしょう。
そうだね、世論がなんだ、正論がなんだ。
俺も二次元が好きなんだ！（は？
誰にも負けないぐらい好きなんだ！（おい
二次元に入ってもいいんだ！！（マテ
俺も、二次元が、大好きだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！
↑
バカです
違いますね、これは現実逃避ですね。
さて、これで俺妹は原作、アニメも終わり本格的に終わりを迎えました。
まだDVD/Blu-ray、ゲーム発売とありますが、これはコアなファンしか興味がない情報でしょう。
それでも、自分にとっては俺妹は特別な作品でした。
初めて声優にはまり、初めて原作を買い、初めてBlu-rayBOXを買い、初めてアニメのライブにもいった作品。
自分がアニメに声優に興味を持った作品。
言わば、今のアニメ好きな自分の原点。
それが、俺妹なんです。
たまたま、深夜にあったから見た俺妹にここまではまるとは当時思いもしませんでした。
まさに一期一会はこのことです。
だから、自分はこれからもこの作品のことを忘れずに、大事にしていきたいと思います。
さて・・では最後に一言。
この作品のレビューも原作どおり、この言葉で締めたいと思います。
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
