okome77 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
予想外に泣かされた
トップアイドルを目指して活動する12人のアイドルと765プロの話。
元々ゲームの作品ですが、アニメ化したということで!!前に一度ロボットアニメとしてアニメ化されたことはありますが、今回は原作通りアイドルアニメとして放送されました。
それぞれのキャラクターにスポットが当たっていて、基本的にそのキャラクターたちとプロデューサー(CV:赤羽根健治)との奮闘を描いたものです。
特に13話、20話、24話が私は印象的でしたね。
13話は事務所にとって初のライブの話でした。先に名を広めたユニット・竜宮小町が台風でライブに遅れることになり、ほぼ無名のアイドル達でライブを成功させようとする話。この話で765プロのアイドルたちの知名度が上がる結果になり、物語の後半からは名の売れたアイドルとしての活動が目立ってきます。前半部分の締めくくりとして良い出来だったと思いました。あとはライブの曲も良かったですね!ゲーム時代の曲とアニメ用の新曲がどちらも良かった。
20話は如月千早(CV:今井麻美)の話で、このアニメでは一番重い話でした。小さい頃に弟を亡くした千早のことがゴシップ記者によって書かれ、そのせいで歌うことが出来なくなってしまい、引きこもってしまいます。彼女ともう一度ステージに立つ為に765プロのアイドルたちは彼女の為に歌を作ります。仲間たちの思いを知り、弟が描いた笑顔で歌っている自分の絵を見て、千早は再びステージに立ちます。が、歌うことが出来ず、その場に立ちつくしてしまいます。もうダメだと思った時、仲間たちが一緒に歌ってくれ、壁を乗り越えることができました。
ここで使われた新曲が良すぎて涙が止まりませんでした。何度観ても泣けます!!
24話は天海春香(CV:中村繪里子)が仕事と仲間と過ごしたいという思いの中での葛藤を描いています。人気が出てきたことで仕事が増えて、事務所の仲間たちと過ごす時間が減ってきたことで春香は不安に駆られ、アイドルをやっている意味さえ見失ってしまう。さらに自分を助けたせいでプロデューサーが事故に遭い、春香はどんどん追い詰められていく。だが、幼い頃の自分と向き合ったことで彼女はトップアイドルになるためにまた歩き出す。
ここでは春香のことが歌になった新曲が披露され、この話も泣けました。最終回手前ということもあって、より話の印象が強いです。
映画化も決定していますので、この機会に是非見てもらいたい作品です。後半になればなるほど盛り上がってきます。この作品の見どころでもあるライブシーンなんかも楽しむポイントです。