ninin さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
小さな小さな手で健気で一生懸命、ですか?
本人は感動させようなんて考えてはいないけど、必死で一生懸命に打ち込んでいる姿に感動するのでないかと思います。
この作品に登場する主人公 湯音ちゃんはまさにそうではないかと思いました。
みなさんのレビューを拝見して、私に合ってような感じがして観て見ました。
原作未読。全13話(4.5話を含む)
フランス語のナレーションに始まり、心が躍る優しいメロディが流れ、お話は始まります。
長崎から19世紀末のパリの下町の商店街で鉄細工屋さん?のクロードの所に奉公に来た着物が似合うオカッパ頭の少女「湯音(ゆね)」の心暖まるお話です。
湯音はフランスに、クロードは日本に、ぎこちなくとも何とか理解しようしている2人が良いですね^^
やさしい音楽がとても落ち着いた気分にさせてくれます。
湯音と一緒にフランスを知るような感覚で観てました。
基本的には1話完結で観やすいです。
あまり浮き沈みないお話なので、退屈するかもしれません。
でもゆっくりと時間が流れる感じが私は好きですね^^
懐かしい童謡の調べも良かったです。
{netabare}
印象に残った言葉は、
1話の湯音の
「私の主はクロード様とクロード様の愛するこのギャルリ・ド・ロアです。私はこのギャルリの家族になりたい」
2話の湯音の
「きっとそれじゃないと、お二人のおいしい思える食事、私作れないままだから」
4話の湯音の
「それはオスカー様とクロード様にたくさんの気持ちをいただいたからです。私はお二人にそれ以上の気持ちをお返しするべきなのです。」
5話のクロードの
「湯音、おまえの無事以上に価値ある商品など店には置いていない」
11話で湯音が
「おまじない、ねえさま湯音だけ見えるの。そしたらもう、怖い顔みなくなるから」
12話で湯音が
「ひとりだけなんにもできないこと、一番大変です」
12話でオスカーが
「湯音はいるだけでこんなに安心させたじゃないか」
時折ある湯音の姉さんの汐音(しおね)とのお話は感動しました。
{/netabare}
湯音の友人で明るく元気いっぱいのアリスは好きなキャラですね〜
OPは心躍る優しい曲、EDは落ちついた曲で湯音ちゃんが歌ってます。
挿入歌も素晴らしかったです。
特に4.5話の「遠く君へ」という曲のエンディングは涙がほんのり出てきました。
舞台はフランスなのに日本の古き良き感じが出ていますね。
優しい調べに心がほんのり暖かくなる作品です。心が疲れたときに湯音ちゃんのちょっとお茶目で優しい姿を観て癒されてください^^おススメです。
観ていてARIAの雰囲気があるように思ってオープニングのキャステングを観ていたら、シリーズ構成と音響監督ががARIAの監督の佐藤順一さんなのですね~ARIAが好きな方にもオススメです。
ARIAがまた観たくなりました^^
最後に、クロワーゼ・レ・ドア