okome77 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作が読みたくなる作品
私はアニメから先に見たのですが、笑いあり涙ありの作品で、アニメのテンポもすごく良かった作品でした。
母親を亡くして一人でテント暮らしをしていた、普通の女子高生・本田透(CV:堀江由衣)は異性に抱きつかれると十二支(正確には猫を入れて十三支)の動物に変身してしまうという草摩家の秘密を知ってしまい、秘密を守るため一緒に暮らすことになります。
そこで彼女は草摩家の人々がそれぞれ抱える問題を受け入れ、いつしかなくてはならない人になっていきます。
アニメが放送していた当時は原作が終わっていなかったため、ラストがアニメオリジナルになっています。なので、草摩家の当主である草摩慊人が実は女だったという設定が明らかになっておらず、声優が男性だったことが残念でしたね。
アニメは猫に憑かれた草摩夾(CV:関智一)の“本来の姿”が判明したところまで放送され、午と酉はアニメでは登場しませんでした。
アニメを全話見た後、原作を読みたくなって全巻揃えたのですが、アニメ同様に笑いあり涙ありで人間のドロドロした部分とかがよく描かれている作品で、涙無しには見られない!!何度も読み返したくなる話でした。
原作は彼らに憑いている十二支の呪いが解け、それぞれが一人の人間として新たな一歩を踏み出していくというハッピーエンドで終わりました。
昨年末、作者の高屋奈月さんの20周年記念に『花とゆめ』で応募者全員サービスとして音声入りまんがDVDが頒布されました。原作の最終話を音声付きのカラースライドショーで当時のキャストに、アニメで未登場のキャラを加え、
草摩慊人(CV:若葉紫→皆川純子)
草摩紅葉(CV:齋藤彩夏→宮田幸季)
花島咲(CV:安原麗子→冬馬由美)
のキャストが変更されて収録されたそうです。紅葉は成長し声変わりしたため、咲は何ででしょうね?そこは少し残念ですが、最終回を音声付きで見れるというのはファンには嬉しいことです!!
できればもう一度今度は最終回までアニメ化してほしい作品です。