habanero さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
無駄に長い
2011年にPKが科学的に立証され、そこから1000年後の世界の話。
物語はその世界のとある町。
PKの存在によって世界はどのような自然淘汰が行われてきたのか、その点は隠されたままスタートする。
およそ成立しないであろう愧死機構をはじめとした歪なルールを持つ町であるため、全25話の大半はその説明に費やされている。ただしサスペンス調に工夫されているので、それほど説明的ではない。
物語としては、家畜的なバケネズミが人間を使って人間を攻撃させ、人間はその攻撃に成す術が無いという馬鹿げたものだ。(愧死機構に専守防衛の概念があれば何の問題も無いのだが、この世界の科学者は頭が悪いらしい)
それを迎え撃つ主人公は次世代の倫理委員会議長(町の代表みたいなもの)候補で、主体性が無く、決断力が無く、口だけタイプの女の子だ。
話は暗い、キャラは暗い、町の決まりは残酷、進行は遅くてイライラする、これといって救いが無い。そんなアニメでした。