りゃむ さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
何番煎じ?
gdgd妖精s脚本家石舘光太郎さんによる完全MMD作品。
内容もgdgd妖精sのような3部構成15分です。
正直なところ・・・そろそろ新しい作風に挑戦すべき?
と思わざるを得なかったです。
この石舘光太郎さんは元々お笑い芸人→バラエティなどの構成作家→アニメの脚本家
という経歴をたどった方のようで、いかんせん物語のつくり込みや各キャラの魅せ方という部分がほかの良作アニメに比べ見劣りする感じが否めません。
またバラエティ番組感覚のアニメとしてはさすがなのですが、アニメキャラにに対して声をあてるというのは、地の声優さん自体がキャラ個性なってしまうのではなく、キャラを演じてほしいかなぁと個人的には思います。
つまり中の人がどういった性格、容姿であれ2次元の世界のキャラになりきってほしいというわけです。
これはこの作品全般にいえることだと思うのですが、メタ、パロ、中の人etc.こういった手法はギャグアニメとして視聴者層を限りなく制限してしまいます。
悪く言えば“身内ネタ”と似たような感覚でしょうか。
ものボケのパート(僕自身は楽しんでましたが・・・)などは正直見たこともない芸人がバラエティに出ても間違いなくダダすべりするようなものも結構ありました。
そこを声優であるということによって補完しているんですよね。
これは忘年会などの身内芸がそこでしかうけないのと同じ原理だと思います。
アニメーションとしてのお粗末さを視聴層を限定することによって身内だけで盛り上がってる感が・・・
アニメとしても、バラエティとしてもどっちつかずで・・・正直そろそろおなかいっぱいです。
高松監督作品(銀魂、DT、男子高校生の日常など)のスタッフも似たようなギャグの手法を用いてはいますが、塩梅がうまいといいますか、すごくバランスの良い場面でこういったネタをぶっ込んできてくれるので飽きずに視聴することができるんですよね。
しかしgdgd、直球表題とそこそこ売れはしたのでもし同じような作風で来るのであればクオリティの向上したものを期待したいと思います。
声優さん3人の頑張りは本当にすごかったと思います。