「惡の華(TVアニメ動画)」

総合得点
65.0
感想・評価
1147
棚に入れた
4511
ランキング
3547
★★★★☆ 3.2 (1147)
物語
3.4
作画
3.0
声優
3.3
音楽
3.4
キャラ
3.2

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Ryuvay さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっぱり無理よね・・・・ 最終回視聴後の感想は下のほうに

原作既読(既刊まで)
キッカケは新作アニメの速報で見たこのメインタイトルでした。
とにかく気になった。
──原作を手に入れた。
読んだ。
なんだ「変態」と言う言葉すらかき消すほどのこの絶望感と閉塞感は・・・・。
──アニメが始まった。
とても見づらいロトスコープ。
2話見終わった時点で切ろうかと思った。
でも気になった。
そこには原作にあった以上の閉塞感に気持ち悪さがプラスされてパワーアップしていたから。
──4話まで見た。
不思議と「これが『惡の華』のアニメであり、アニメでやるにはこの表現と演出じゃないと『惡の華』は成立しない」と思うようになった。
─そして今では、次が気になる、気になって仕方ない作品となった。

たぶん、特に原作既読の人は味わったことの無い「気持ち悪さ」を感じていると思う。(さすがに第6回くらいまでみると慣れてはくると思うが)
エンターテインメントに属すアニメである。しかし、このアニメただのアニメではない。すでにエンターテインメントの域を超えてる気がします。
完全に万人受けするアニメでは無いことは私の評価と平均評価を比較してもらえればわかるでしょう。
でも、私はそれで良いと思う。
原作既読者でこのアニメの世界観を受け入れることができたら、たぶんこれまでにない異端の問題作になると思います。

作画についていろいろ議論あるでしょうけど・・・。
原作者が「アニメ化するなら原作の絵をキャラクタデザインに使わないで欲しい」と言ったそうです。
結果、他者の意見はともかくとして原作者も絶賛の世界観となっているそうです。
もの凄く苦労して時間をかけて作っていると思いますよ。
わざわざ俳優や女優を使い、実写撮影を行い、さらにそれをコマ割りしトレースして絵として起こしアニメーションにする。
そんな通常のアニメを作る数倍の労力を使って・・・。
「じゃ、わざわざアニメにする必要なくね?」
という意見もありますね。しかし、それだとこの世界観はできないような気がします。
結果的に、それは、この『惡の華』と言う作品の世界を創るための苦労と労力であり、ひとつのアイデアだと思います。


──第7回を見て
この7回~8回あたりから物語は大きな分岐点を迎えます。
春日は頼る相手の選択で。
佐伯さんは彼を繋ぎ留められるかで……。(←「引き」ではなく「繋ぎ」という言葉をつかったのには理由がありますよ~)
前回のラストの原作者のひとことを思い出してみましょう。
これからラストへ向けて急展開してゆきます。本当に楽しみです。
ネタバレになるのでここまでにしておきます。

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──最終回を観て
予測はしていたものの圧倒的に尺が足りない。3回ほど。
誰かが尺伸ばしだの何だの言ってた人がいましたが、ラストに至るシーンをここまで圧縮させてまで尺伸ばしする必要があるのかと問いたい。必要なんだよ、あの無言のシーンは。それほど重要なんだ。だからこそ、クライマックスを犠牲にしてまであれだけ無言のシーンをやったんだと思う。
でもまぁ、このご時世であのクライマックスに至るシーンからラストまでの内容は、一般的に見れば、イカレタまともではない内容なので、とても地上波で放送できる内容ではないんだろうね。(予算も尽きているだろうし。)ここまでリアルに描かれているし、どうせ、どこぞの団体が「犯罪を助長してる」だのなんだの騒ぎ出すのだろうよ。そんなご時世こそ仲村に言わせれば「クソムシ」なんでしょう。だから、これは製作サイドの計算なんだと信じたい。原作の販促アニメ、原作販促のためのラストシーン、大いに結構じゃないか。それだけこの作品のことを深く知ってもらえるのだから。作品自体のクソ加減を棚に上げて、DVD/BDにエロイ特典を付けてなんとか買ってもらおうとするよりよっぽどマシだわ。

第1部完とありましたが、第2部はおそらくないでしょうね。
原作のストックも全然ないし、圧縮シーンからやりなおすにしても中途半端すぎる。できることならば、DVD/BDであの高速で流れたシーンをまともにやって欲しい。実写特典なんていらないから。
これでは、せっかくつかみかけていた原作を知らないファンが離れてしまう。それがとても残念でしかたありません。
なので、物語の評価を2.0まで下げました。大幅ダウンです。もし、万が一にもDVD/BDでやってくれたなら・・・・。

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──話題になってるEDについて
惡の華のEDがセルフアレンジ版で、オリジナル版である原曲が存在しています。(第7回のEDがその原曲です)
不可解で聞き取りにくい歌詞(と言うより詩)を耳コピしてみましたのでよかったら参考にしてください(何の?w)

ここにエンディングの歌詞(詩?)を書いていましたが推敲するたびの書き換えが激しくて無駄にこれの更新日時を更新してしまうのと、ここに書くようなものではないと思ったので自所有のサイトに移しました。
URL
http://www.ryu-net.info/pb/hana/
なにか問題があるようでしたら、あにこれのメールにお願いします。

投稿 : 2013/07/02
閲覧 : 307
サンキュー:

21

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