緑川悠一郎 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
曲がイイね!
OPのピアノから入るのがすごくいい。ピアノを弾く姿は天使ちゃんマジ天使。銀髪金眼の天使。
なんだかGirls dead monsterの曲を聴くのと、奏ちゃんの姿を拝むためだけに観ていた気がする。
ストーリーについては中評価。
{netabare}
この作品の感動のしどころは、「あの花」と似ている。
死後の中間世界に残ったみんなひとりひとりに心残りがあって、めんまちゃんと同様、それが原因で成仏できていない。
そして、成仏するのがいいことなのか、成仏に抵抗した方がよいのか、そういう葛藤が存在する。
しかし、最後には成仏することがよいことなのだと悟り、心残りを解消して成仏する。
しかしながら、感動の度合いでいえば、angel beatsよりもあの花の方が大きかった。
その理由はおそらく単純で、死者が沢山いるために、ストーリーが分散してしまったのだと思う。
人が死ぬ、という事態は、一人だけで物語を構成するには十分すぎるテーマであって、angel beatsでも、例えば唯の死について深く掘り下げるだけでも、全12話の話を作り上げることは可能なほどだったという気がする。
これを、何人かの死についてひとつひとつ解決していかなくてはならない構成としたために、なんとなく一人ひとり物足りないかんじがして、最終的な感動が薄れてしまった気がする。
{/netabare}
というわけで、なかなか人気のある本作で、確かに面白くはあるのですが、物足りない印象も受けました。