退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なんという奇跡
30年以上前の1977年にタイムスリップしてしまった、少年ユウタが夏休みに不思議な体験した感動ファンタジー。ということでちょっぴり期待して見てみました。
やはり一番の見所は変幻自在な表情を見せる作画でしょうね。特に終盤作画がガラッと変わって灯籠の路を駈上って行くシーンは圧巻でした。賛否両論あると思いますが、なんだかんだで数年は記憶にこびり付きそうです(笑)あまりに作画に目を奪われすぎて初見ではストーリーに入り込めませんでしたが、二回目見ると色々細かく伏線張ってたりするのも分かって結構楽しめました。
ただ、内容はいまいち判然としないと言うか・・・前半は良かったんですけど後半が・・・
「ユウタ」と「さえ子」、「ユウタ」と「ケンゾー」の別れのクライマックスが二本立ての終盤はちょっと苦しい。肉親との死別、ダムへ沈みゆく村、郷愁を描きながらも喪失を乗り越えるお話自体はとても良かったですけど、むしろ主人公の「ユウタ」の過去を中心にもっと話を掘り下げて欲しかったです。
ラストはねぇ・・・うーん・・・やりすぎだろう、あれは(笑)お前はイエスキリストかw
個人的には好きにはなれない部分が多かったですが、何回か見ていくと色々発見があって面白かったです。一見の価値はあると思います、はい。