true--c さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
評価は大袈裟すぎるかもしれないが……
最初に言っておくと、自分の一番好きなアニメに最高の評価を与えてこういった評価になっております。これを越えるアニメが出ると満点の評価ではなくなると思います。
まず1話、欲をいうと2話までは我慢してみてほしい。それで合わないなら続きを見ても、面白くなることはないかも知れない。
主人公やヒロインなどのキャラクターに感情移入をしてしまうと、続きが気になって仕方ないであろう。
評価がまちまちなのは、感情移入できるかできないか・アニメに何を求めているのかで好き嫌いが分かれるからだ。
前置きが長かったがここから内容に入りたいと思う。
私は前半は比呂美に、そして後半は乃絵に感情移入をしていた。それはこの作品の心情が繊細に表現されているからだ。表現方法の、声・作画・音楽・言葉選び、どれをとっても秀逸であった。
比呂美が悪い子だの、眞一郎が優柔不断だの、愛ちゃんは何をしたかったのだのと言われているが、恋の少し黒い部分もリアルに再現されていてリアリティがあった。
それと「乃絵といると心が震える」といった眞一郎の言葉は「好き」という感情がなんなのかを考えさせるものであった。
そして最後の乃絵の背中とともに流れるエンディングロールのシーンに乃絵の顔を全ては写さなかったことで色々な考察ができた。その演出は特にとても素晴らしかった。
この作品には3回泣かされてしまった。それも気づいたら自然に。何回鳥肌が出たのかも覚えていないくらい鳥肌が立った。
もし最後の終わり方でもやもやが晴れない人がいるならば、ぜひドラマCDを聞いてほしい。そうすれば自然と評価も変わり、もやもやも晴れるであろう。
ちなみに乃絵が大好きです。