Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
運命に翻弄されるローゼンメイデンのドール達・・・^^;
この作品は、ローゼンメイデンシリーズの2期目に相当するものです。1期を視聴されていない方は、まずはそちらからの視聴をお薦めします。
1期では真紅から「生きることはたたかうことでしょ?」という台詞が飛び出したように、これまでアリスゲームに翻弄されながら決められたレールの上を走り続ける生き方を選択してきたローゼンメイデンのアンティークドール達でしたが、2期では少し様相に変化が見られます。
ローゼンメイデンの人形達の言動や仕草が人と同じように見えるのは1期から相変わらずなのですが、2期では1期で得られた経験から「本当に大切なものは何か?」という事を考えるようになるのです。彼女達に学習能力が備わっていた、というのは新たな発見でしたが・・・^^;
これまで彼女達の「本当に大切なもの」はアリスゲームに勝つこと・・・これだけでした。でも「痛み」を経験し、そこから自らによって導き出した新たな答えは・・・何とも人間ぽく温かいものだったと思います^^;
でも、複数集まると意見が別れるのは人も人形も一緒であること、そして「運命」というものは時に非情であること・・・から争いが起こってしまいます。でも、今回争いの起きた理由は、これまで彼女達が繰り返してきた争いとは明らかに異なるような・・・この作品の見どころだと思います
また、ドールを支える主人公・・・桜田ジュンは1期から劇的に進化しています。彼の変化・・・そして彼女達の変化・・・何気ない普段の生活も、積み重ねる事によって影響し合うものなんですね・・・^^
アリスゲームの目的は未だ闇の中ですが、ローゼンの真意は別にあるのではないでしょうか・・・じゃないと、作り手の考え方としては横暴だと思いますし、何より彼女達の存在理由が悲しすぎます・・・(;_;)
きっと今年の夏から放送が予定されている3期で解き明かされるものと期待しています。