bk958 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『スクールアイドルはただの部活です!』
【あらすじ】
東京都千代田区にある音ノ木坂学院三年後に統廃合の危機に瀕していた。二年生である穂乃香は、学校存続のために流行りのスクールアイドルとして活動することを思いつき、幼馴染のことり、海未と共に動き出すのだった…。
【総評】
アイドルが題材ではありますが、商業アイドルではなくスクールアイドルということで青春部活もの。総勢九人の個性あふれるキャラクターとライブシーンが見どころです。
キャラクターについて。九人という大所帯でなのでグループごとに見せていくわけですが、どのグループもそれぞれ魅力的で、各キャラの個性が丁寧に描かれていました。メンバーが加入するたびにワイワイ感が増し、キャラ同士の掛け合いも変化し、回を重ねるごとに面白くなっていくのは観ていて飽きのこない展開でした。
ライブシーンについて。CGと作画を組み合わせてあり、作画との親和性が高く、迫力ある映像でした。表情や細かい動き、カメラワークなんかはやはり手描きのが良いんですが、高い頻度でライブシーンを入れようという意図も感じられ、その力の入れようもクオリティに反映されていて、作品の見せ場として大いに楽しめる出来でした。
あらかじめ、PVを観ておくと更に楽しめること間違いなしです(^^♪
ストーリーは各キャラを上手く立たせている一方で、シリアスは茶番すぎ。序盤からスクールアイドル業のチョロさが目についたが、なんといっても最後の {netabare}ことり『留学→解散→留学やめ』{/netabare}の流れが酷い。あのエピソードを最後に入れるなら、穂乃香・海未・ことりの紐帯の強さがうかがえる話がもう一つ欲しかった。グループごとに見せる中で異例のことり回があったわけですし。普通にOPでみせてるラブライブで締めで良かったのではと思ってしまいました。
というわけで、"中二病"に続き花田十輝さんのシリアスが肌に合わない気がしてきた今日このごろです。
シリアスに感情移入出来なかったもう一つの要因は声優さんの演技力(^_^;)経験の少ないグラドルや歌手、声優さんを多く起用しているんですが、特に凛・真姫・副会長の絡みなんて日には聞くに堪えないww
楽曲はアイドル曲としてクオリティが高く、アイマスにハマった人なら好みだと思います。
最後こそ足を引っ張ってるものの、キャラとライブはクオリティが高く、女キャラがワイワイしてるのが好き、ライブシーンが好きという方にはオススメです。