SENT さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
バラまいたピースを回収する物語
■設定…◎
時間を旅するよくある設定なんですが、
ゲームの仕様なのか夏のある一ヶ月弱を何度も繰り返す。
それを特異なものにしているのは、
初めの1話からして伏線がばらまかれながら
少しずつ回収しかつ
伏線をバラまくことも忘れない
その徹底ぶりからきているのかも。
よく考えますね。混乱しながらも楽しめました。
■物語…◎
正直10話くらいまで退屈でした。ただ後半から一気に引き込まれますし
それまでの話数が無駄ではないことがわかるけど、
ちとそれまでのイミフな展開で置いてけぼりになっていた自分がいたことも事実…。
でもSFにありがちな設定だけ先走ってそれ自体が主軸になり結局なにもドラマを感じない
ってわけでもなくちゃんとドラマ(感情のぶつかり合いや成長)があってちょっとそこには感動しました。
見終わってちゃんと時間軸を紙に書き出して世界と展開を整理していくと
絶対矛盾がでてきそうなんだけど
それにはなんだかとてつもない時間とカロリーを消費してしまいそうだし
っていうかめんどくさいし
主人公が頑張ってたからそんな野暮なことをする気も失せるのでこれはこれでOKという気分です。
■テンポと見せ方(演出)…○
■キャラクター…○
上記の通り前半は伏線をはっていく作業なのですが
わけわからないなりにも主人公を始めとしたキャラクターたちの
ネラーなやりとりでなんとか見ていけるわけですが、
たまに主人公の中二だかネタだか現実逃避な妄言とそのツッコミには
わかったから早く話を進めてくれと思わずにはいられない瞬間も多々ありました。
ただ、それが主人公と共に旅をするとちょい愛着が湧いてきます。
ということで嫌いではないです。
なんといってもこの作品の見所は訳の分からない出来事と訳の分からない今後の展開ですね。
見終わってまだ不明な点も多々ありますが何故か言いようのない達成感が味わえます。
ま、例えるなら無理ゲーを何度もトライして二徹目の朝方ボロボロになってやっと奇跡的にラスボス倒した的な
そんな達成感。
確かにこれはボロボロにならないと味わえない達成感です。
あと、作中、至るところで携帯電話のバイブ音がなります。
その度にあれ?携帯鳴ってると自分の脱ぎ捨てたズボンのポケットをまさぐる行為をしなくなれば
あなたも立派なマッドサイエンt
いえ、シュタインズゲートを開けようとしている証です。
いざ混沌とシュタインズゲートの世界へ~
GOOD LUCK!