緑川悠一郎 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
予想を超える面白さ!
妹タグに惹かれて見始めた。ダメだな俺。
「アクセルワールド」を書いた川原礫さんが原作です。
この人の作品は、設定がうまいなあと感じます。
アクセルワールドにも同じことが言えるけれど、仮想世界が現実世界に、なんらかの悪影響を及ぼす。もしくは、仮想世界を悪用して現実世界に影響を及ぼすことができる。
そして、仮想世界に入った途端に(これは現実ではないのだから…という言い訳の元で)悪意に満ちた性格になる人間というのがいて、彼らは仮想世界で様々な不正を働く。また、仮想世界を悪用しようとする。
一方で、仮想世界であっても、現実世界と地続きであると考えて行動できる人間、というのが主人公キリトやヒロインアスナ。悪意のある人々から自らの身を守ったり、他人を救ったりする、そうしたストーリーが物語の大半を占めている。たかが仮想、されど仮想っていうテーマ。
まず、この設定にリアリティがある(実際にネット上で荒らしなどに興じる人間がいる、ネット上では現実と別のキャラクターを演じようとする人間がいる、ネット犯罪が多発している)。それに、この設定に乗っかれば様々なストーリーを描くことができる。ストーリーを乗っけやすい設定といえる。
ひとつひとつのストーリーも、小細工が効いていて面白かった。
キリトの自然治癒のスピードが相手の攻撃スピードを上回っているために、決して負けないっていうところは笑った。確かにゲームだとあるよねwww