Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
暦お兄ちゃん・・・格好良かったですよ^^
本作品は、西尾維新さんが執筆された「化物語」の続編に位置付けられるものです。もし「化物語」をご覧になっていない方は、そちらからの視聴をお薦めします。
この物語は、「化物語」から数ヶ月が経過したある夏休み・・・主人公の阿良々木 暦(あららぎ こよみ)の兄妹である阿良々木 火憐(あららぎ かれん)と阿良々木 月火(あららぎ つきひ)に起こる怪異に纏わるお話です。
前作では、5人のヒロインを取り憑かれた怪異から救い出す事に主眼が置かれていたため、たくさんの怪異が登場してきましたが、本作では登場する怪異の数は激減します。
それでも中だるみなどを感じる事なく視聴できるのは、シャフトさんの巧みな演出・・・そして、神谷浩史さんが演じる阿良々木 暦とヒロインを始めとする登場人物との掛け合いが抜群だからなのだと思います。
特に、シャフトさんの演出は流石です・・・物凄い量の情報が飛び込んできたかと思えば、思わず1点だけに見入ってしまうような構成があったり・・・すっかり目が画面に釘付けになっていました^^;
そして、今回が2巡目の視聴だったのですが、1巡目の視聴の時に色々見落としていた事にも気付きました^^;
この点からも再度視聴して良かったと思いました^^
今回の作品は、火憐ちゃんと月火ちゃんの怪異に纏わるお話なのですが、暦の兄妹愛が炸裂します^^;
私にも妹がいるのですが、暦の様な感覚は持てませんでした・・・きっと妹も一緒だと思います。なので、最初に視聴した時には「シスコンパワー全開のお兄ちゃんだなぁ・・・」という印象を持っていました。
でも、怪異を「家族のピンチ」と捉えると・・・暦のアプローチの仕方には色々問題があると思いますが、気付いて行動する事・・・これは有りなんじゃないかと思いました。
兄妹だから・・・家族だから出来る事もある・・・という事と、これまで家族として積み上げてきた時間が包み込んでくれる物があって、その中は「偽物」とか「本物」などではなく「家族」で括られている、という事を感じさせて貰ったような気がします^^
今回が2巡目の視聴でしたが、まだまだ見落としている部分がありそうなので、7月のセカンドシーズンが始まる前にもう一巡したいけど・・・難しいかなぁ^^;