坂下雄一 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見方によって評価が変わる。かもしれない作品。
大分前に視聴した作品なので思い出しながら書きます。
褒めます。
Q1.評判ほど完成度の高い作品か?
⇒必ずしも完成度が高い…とは言えません。
{netabare}
①キャラクター達の性格が極端すぎる。
②ストーリーに目新しさが無い。
③心理描写がぶつ切りで唐突。
{/netabare}
Q2.面白いのか?
⇒面白いです。
{netabare}
①キャラクター達の性格は激情的で極端で不安定だが、不思議と共感できるリアリティが潜んでいる
②ストーリーは、キャラクター達を駆動し、前へ走らせる材料となっている。
そのため、とらドラ!は「あらすじ」で語れるアニメではない。
③心理描写はバラバラに描かれているが、繋げてみると歪ながらも、それなりの形であることがわかる。
面白い。
{/netabare}
私はこういった印象を持っています。
『完成度の高い作品か?』と問われれば、欠点が見えてきます。
『面白い作品か?』と問われれば、欠点は気にならないどころか、その欠点が魅力的にすら思えてきます。
不思議な作品ですね。
良作!傑作!と素直に叫ぶことは出来ないですが
今思い返しても、視聴中に感じた「切なくて熱い何か」と「面白かったというすっきりした気持ち」が蘇ってきます。
原作を読むとまた印象が変わってくるかもしれません。
ですが、私はアニメ版のとらドラ!が好きになってしまっているので恐らく読む事はないと思います。
あと、ED曲の「バニラソルト」と「オレンジ」は今でも好きでよくきいています。