Nasty.* さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
なんとも因果な運命よ・・・・。(個人点は78点)
今まで敬遠し続けていた作品をついに視聴しました!
まぁ~見なかった理由は、何かグロそうor鬱系で気持ちが下がる、と思っていたからです。
まぁ~見るものがなくなって最終的には見ることになったんですが・・・w
結論から言うとこの作品・・・・、悲しすぎる!
ユノは恵まれない家庭環境の中で、自分がすがれるものを雪輝とし、雪輝に尽くすことで自分を差支えていた、
一方、雪輝は、他者と接することで自分が傷つくことを恐れ、自分を守ってくれる人を探していた。
なんとも、因果な人生か・・・、自分の心を支えるために他者に依存し、自分が傷つくことを恐れるが故に自分を守ってくれる人に依存する。
本当になんとも悲しい巡り会わせか・・・。
この作品はストーリーもキャラクターの個性もとてもよくできていたと思います、特に二週目の世界というのはさすがにラストの終盤になってから気づきました、あの三体目の死体の伏線はよくできていたとお思いました。
個人的にはこの作品はあまり好きにはなれません(僕は基本HAPPY ENDを好むので)ですが、人の醜さ、人の弱さ、
人が人であろうとするが故に絶対に存在するもの、それが良く出ていたと思いました。
自分が人の上に立ちたい、人生をやり直したいあの時に戻りたい、死んでしまったあの人を蘇らせたい、愛した人と永遠に生きていたい、
どれもこれも、人が一度は心のどこかで思っていることだと僕は思っています。
ですが、とても差し出がましい言い方ですが、僕はどれもこれも思って良いことだと思っています、
ですが、しっかりと現実に向き合い、それに望まなくてはならない、それがどんなに嬉しい事でも苦しい事でも、、起こってしまった事象を覆すことはできない、その事実が変わることがないのだから。
何かのアニメのセリフだったと思いますが、
「人生は一度きりだからこそ美しい、限りある命だからこそ、人は何事にも決意を持てば必死になれる」
ちょっと文章が違う気もしますが・・・w
人と触れ合うとで自分が傷つくことがあることは大概の人が知っています、それでも人が他者と触れ合うのは傷つくことだけでなく幸せを得ることができることもまた大概の人が知っていることだから。
リスク無くして幸せは訪れない、主人公の雪輝はそれを最後になって気づいたんだと思います、自分の為に他者を傷つけても幸せは訪れない、その事をわかる作品だったのではないでしょうか?、僕はそんなふううに感じました。
長々と独り言のようなレビューここまで見て頂いた方に感謝します、ありがとうございます。
この作品は二期があるみたいなことを最後に出ていたので、そっちの作品はどんなふううになっているのか少し期待しています^^